確定申告/確定申告アーカイブ

相続した土地の売却時、確定申告の税金はどうなる(2ページ目)

相続した土地を売却したら確定申告の際の税金はどうなるのでしょうか? Q&A方式でわかりやすくまとめてみましたので、確認をしておきましょう。

執筆者:加藤 昌男

  • Comment Page Icon

相続税を考慮した後

相続税の申告期限(死亡から10ヵ月後)から3年以内に相続した土地を売却する場合には、払った相続税の一部を売却の際の取得費に加算することが出来ます(取得費加算の特例)。加算できる金額は下記の通りです。

相続税1億1,000万円×(土地等3億5,000万円/取得財産4億円※)=9,625万円(取得費に加算できる金額)
9,625万円>9,050万円(前頁の譲渡益)
※債務控除前の金額ですので債務3,000万円は考慮しません。

譲渡益がないため譲渡税はかかりません。ただし、この特例の適用を受けるために確定申告は必要になります。ちなみに、他の相続した土地を売却し譲渡益が出ても、譲渡益が575万円(9,625万円-9,050万円)までは譲渡税はかかりません。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/11/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます