しかし私立は、すでに貯蓄がたくさんあるか、そうでなくても収入がそれなりに多い家庭で無ければ、いずれ負担増が家計を圧迫するでしょう。いざというときはローンを借りればいいや・・・などと安易に考えて無理をすると、悲惨な結果になる可能性も。
●教育資金でムリは厳禁!
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幼稚園・小学校から大学までオール私立で考えるなら、教育用の貯蓄がすでに子供1人につき2000万円以上あるか、あるいは貯蓄は少なくても、世帯の年収が高く、年間1人百数十万円という教育費負担に耐え続けられる家計であることが条件といえそう。
中学校から私立に入る場合は、中学入学までに教育資金として1000万~1500万円の貯蓄があるか、でなければ、世帯の年収が高くて、年間1人百数十万円の教育費負担に耐えられる家計であることが、条件です。
もちろん、私立でも学校によって入学金や授業料、あるいは寄付金などがびっくりするほど高いところもあるので、目指す学校によってさらに高い金額を想定するなど、金額の調整は必要でしょう。
ところで先日、中学から子供を私立に行かせたい小学生のママと話していて、なるほどと思ったことが。「私立は高い」と決めつけがちですが、公立で下手に塾や家庭教師にお金をかけるくらいなら、私立で学校の勉強について行く程度に自分で勉強すれば、コストはそれほど大差ないかも、というのです。子供は公立!派の私も、一理あるなとうなずいてしまいました。この件、いつか詳しくやります。
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