学費・教育費/子どもへの金銭教育

子どものお小遣い、金銭教育のポイント

お小遣いをもらって、その範囲とはいえ、自分の欲しいものを手に入れる。これは子どもにとってお金との付き合い方の原点ともいえることです。このお小遣いで、子どもの金銭教育をしましょう。

豊田 眞弓

執筆者:豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金ガイド

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「お小遣い」は家庭でできる金銭教育

お小遣いをもらって、その範囲とはいえ、自分の欲しいものを手に入れる。これは子どもにとってお金との付き合い方の原点ともいえることです。
  • 「お小遣い」はどこから来るのか?(お金と労働の関係)
  • お金の役割(お金による社会参加)
お小遣いを与え始める時には、できれば、そうしたことも説明しましょう。そして、「大事に使うのよ」とひとこと添えて、丁寧に渡しましょう。子どもたちは、そうした親の姿に、お金は大事なのだと感じることでしょう。
 
「お小遣い」は家庭でできる金銭教育

「お小遣い」は家庭でできる金銭教育



お小遣いで金銭教育を始める時期はいつ頃がいいのかは、そのご家庭の考え方や子どもの発達の状態、周辺の環境によっても異なると思います。
 

「お小遣い」でやりくりを覚える

子どもに限らず、自由に欲しいものが手に入るというのは、大きな喜びです。欲しいものを次から次へを手に入れられる生活は、大人だってあこがれますが、現実には、限られたお金を上手にやりくりして、本当に欲しいもののためにお金を使う生活であるはずです。
  • 限られたお金を上手に使って満足を得る
  • ちょっと高額の欲しいもののために「貯める」ことも知る
とても大事なことですね。お金管理や自己管理ができずに、自己破産する件数が増えていますが、そうした社会人にしないためにも、親として目が届くうちに、家庭でしっかり「お金のしつけ」をしておきたいものです。

例えば最初はともかく、いつまでも最初の1,2日でお小遣いを使い切って、その後追加を要求するような使い方をしているような子がいたら、使い方にアドバイスしていく必要があるかもしれません。
 

「お小遣い帳」を金銭教育のツールに

お小遣いの使い方を親としてどう見守っていけばいいでしょうか。そのツールとなるのが、「お小遣い帳」です。

常に干渉していると、子どもたちは本来的なお金の使い方のクセを表に出さない場合もあります。

実際に、小中学校では親の理想とするお金の使い方をしていたものの、高校生なってからお金の使い方が荒れ出した、といった親御さんからのご相談を受けたこともあります。

その子の本当のお金の使い方を見極める必要もあるため、ある程度、放任しながら、必要な時にアドバイスしましょう。

そのため、自由に使いながら、お小遣い帳はつけてもらって、毎月報告を受ける。よほどでなければ、お金の使い方を否定しないことが大事です。

一定の距離感を持ちつつ目を離さないためにも、お小遣い帳を活用することは大事です。

【参照】
いくらあげる?いつからあげる?子どものおこづかい
オススメ!子どもにお小遣い帳をつけさせる習慣を

 
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