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子供への教育投資はどうすれば成功する?(3ページ目)

「30年後の自分」を考えるとき、子供へのお金のかけ方はとても大きいことに気付きます。どうバランスをとっていけばいいか、考えてみましょう。

豊田 眞弓

執筆者:豊田 眞弓

教育費 ・ 奨学金ガイド

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教育の成功とは何か?


そもそも「教育の成功」とはどんなものなのでしょう? 
そこから考え直す必要があるのかもしれません。

「一流大学に入って、一流企業に入る」
終身雇用が前提で、大企業の倒産などあまりなかったひと時代前の成功モデルです。
学歴社会でもあり、いい大学に入って、いい企業に入ってさえしまえば、その後の人生はほぼ順風満帆といえました。まずいい大学に入ることが、「必勝パターン」だったわけです。

が、すでに終身雇用制は崩れ、学歴以上に「能力」が問われる時代になり、「必勝パターン」は消滅しました。これからは、会社員でも年収300万円以下のワーキングプアが増えると見られており、会社員の中でも、勝ち組・負け組に分かれそうです。

では、現在の教育の成功とはどんなものを指すのでしょう? 教育に投資をした結果、次のようなものになれば、成功といえるのではないでしょうか。

1・エリート会社員になる
2・上級・中級公務員になる
3・医者・弁護士など希少価値のある資格・特殊技能を持つ


これらを「成功」として目指すのであれば、いわゆるお勉強系にも力を入れ、成績も高く維持する必要があるでしょう。
いい塾に入って、いい私立中学に入って・・・というところから競争が始まります。子どもの数が少なくなっているとはいえ、狭き門です。
もちろんですが、努力だけではなく、いわゆる「頭がよい」という能力も必要でしょう。

4・スポーツ・音楽などの世界で才能を磨きプロになる

これはそもそも「才能」があるかどうかが重要なポイントです。
またできるだけいい師について、トレーニングの環境も整え、時間を十分に取ることなども大きな要素といえます。そのため、本格的に取り組むには費用もかかります。

その反面、将来的にプロになれる人は限られます。野球少年がイチローと同じようにバッティングセンター通いをしても、全員がイチローにはなれません。才能の世界は、さらに厳しい世界のようです。

5・起業して会社が急成長
6・個人トレーダーとして稼ぐ


5・6は大きなリスクを伴うものの、成功した人の中には、非常に大きな富を手にする人もいます。
従来の学校教育の中で才能を磨く、あるいは開花させることはなかなか難しいのではないでしょうか。極端に言えば、学校で落ちこぼれたって、起業家やトレーダーとして成功する人はいると思われます。

大事なのは本人のモチベーションでしょう。本人が興味・関心を持たなければ、親の側からの「教育」は意味がありません。最近は子供向けの金銭教育や投資教育、起業家養成の塾などもあるので、そのようなものを試してみるのは手かもしれません。
PCも早めに与えてみて、どう興味を持つのかを見ることも必要かもしれません。

7・子ども自身がなりたい職業に就く

具体的な職業は別として、「子ども自身がなりたい職業に就くこと」を、成功と捉える人もいるのではないでしょうか。私は、これですね。
ただし、「経済的に自立をして」という言葉も加えたい。「なりたい職業には就いたけれど、食べられない」というのは、避けたいものです。


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