教育費の「投資収益率」がダウン
子供の教育にかけるお金を考えるとき、もしも「投資」としてとらえるならば、どういった見方ができるでしょうか。
大学教育にかかる費用を、就職後に得られる大卒者と高卒者の賃金の差を平均利回りにしたらどれくらいになるか?で考えると、平成17年度「国民生活白書」によれば、最近は顕著な低下傾向にあります。
<大学教育の投資収益率>(男性大卒者)
1960年生まれ・・・6.0%
1965年生まれ・・・6.1%
1970年生まれ・・・6.0%
1975年生まれ・・・5.7%
(平成17年度「国民生活白書」)
しかし、同じ「国民生活白書」のデータで、1975年生まれの例で高卒と大卒の生涯賃金には約5000万円の差があります。つまり、大学までいかせた場合にかかる教育費と、高校までの教育費の差が5000万円以内であれば、投資収益率がマイナスにはならないと見ることも出来ます。
ただし、あくまでもデータに基づいた「一般論」に過ぎませんが・・・。
参照:大学進学の投資収益率がダウン!?