オーディオプレーヤーの試聴のコツ
オーディオプレーヤーを比較する場合、楽曲に加え、音質に影響するファイルタイプ、圧縮率、ヘッドホンなど、条件を等しくするのが理想的です。できれば聞きなれた曲をロスレス圧縮したファイルで用意し、音の印象を忘れないうちに連続して比較試聴したいところですが、店頭では、そのような条件を整えるのは不可能に近いでしょう。できる範囲での、試聴の「コツ」とは?
1. ヘッドホンは必ず持って行こう
音質にこだわるなら、組み合わせるヘッドホンを用意しましょう。音質はヘッドホンで大きく異なります。遮音性能の高いカナル型イヤホンや密閉式のオーバーヘッド式ヘッドホンなら、騒がしい店頭でもしっかり音質を吟味できます。もちろん店頭でヘッドホンを差し替える際は、お店の人に一声掛けましょう。
2. あらかじめ収録されたデモ曲を聴くときは注意しよう
あらかじめオーディオプレーヤーに収録されているデモ曲を聞くときは、クラシックなどで、楽器の音色や余韻の自然さをチェックすると実力が掴みやすいでしょう。デモ曲は音がより良く聴こえるようにチョイスされていることもしばしばで、判断を誤りかねません。
3. ジャズやロックをよく聴くなら低音に注意
ベースやドラムなど、低音が印象的なジャズやロックを中心に聴くなら、低音の質にこだわって試聴、比較してみましょう。大まかな傾向としては、やわらかくて量感が豊かなものと、締りがあって音程やリズム感が感じやすいものの二種類があります。