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ボーナス返済の賢い利用方法、教えます!

ボーナスを住宅ローンの返済にあてるのも、ボーナスの使い道の一つです。でも、毎回のボーナスが返済だけに消えてしまうのも淋しいもの。ボーナス時のワクワク感を奪われることなく、賢く利用しましょう。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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なぜ、ボーナス返済は避けるべきなの?

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ボーナスで、何しよう?というワクワク感はずっと持っていたいものですね。
最近では、住宅ローンの返済で、ボーナス時の返済を併用せず、毎月払いのみにする人が増える傾向にあるようです。私も基本は毎月払いだけで返済計画を立てるよう勧めている一人ですが、ボーナス返済のデメリットはどのような点でしょうか?

●ボーナスは業績給なので変動する
ボーナスの内容は、各企業によっても異なるでしょうが、一般的には業績的な意味合いが大きく、将来の業績によっては大幅にカットされる可能性もあります。支給体系の見直しなどがされやすいのもボーナス。長い返済期間中には、このような理由で、ボーナス支給額が大きく変動することもあるでしょう。ですので、ボーナス返済を併用しないと返済できないような資金計画はとても危険。利用するとしても、たとえボーナスが無くなっても、毎月の返済でカバーできる程度の額にとどめておきましょう。

●ボーナスのワクワク感が減る
今度のボーナスが出たら、テレビを買い替えよう、海外旅行に行こう、などまとまった金額が入るボーナスがあるからこそ、大きな買い物やレジャーの楽しみがあるのではないでしょうか?完済までの20~30年間もこのワクワク感を奪われ、ボーナス時まで住宅ローン返済がメインになってしまっては、生活の潤いが不足してしまいます。

●貯蓄チャンスを逃しがちになる
貯蓄は、まとまったボーナスが入ったときの方がしやすいもの。毎月の支払を楽にしてしまうと、その余裕分は、なんとなく生活費として使ってしまうケースが多いようです。毎月の支払いで頑張る方が、ムダ使いも少なくなり、貯蓄につながります。

●住宅を購入すると、住宅ローン以外の出費も増える
マイホームを購入すると、固定資産税などの出費が新たに発生します。その他、火災保険や、フラット35の場合には団体信用生命保険の特約料が年払いで発生します。住宅ローンは毎月払いで、税金や保険料等はボーナスで、というようにすれば、管理もしやすくなるでしょう。

では、ボーナス返済をうまく利用する方法はあるのでしょうか?
次のページで、活用法をご紹介しましょう。
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