2.海外に在住している人は日本の医療保険に入れるの!?
少なくても加入する時は日本に在住していることが望しいとされます。医療保険等の加入手続きをする際、通常は商品の説明を受けたり、手続きのやり取りをしたりするために保険の営業担当者と会う必要があります(通販を除く)。国内であればほぼ全国に担当者は存在しますが、海外にはまず存在しません。海外にももちろん保険会社はありますが、同じ保険会社でもその国その国で商品やルールが異なるため、日本の商品を取扱いしていることはまずありません。もしマドリードやパリに在住している場合、日本から営業担当者が来てくれるのであれば、日本の医療保険に加入できなくないのかも知れませんが、かなり非現実的な話です。加入後に海外へ行くことについては、特に問題とならないようです。会社員の海外転勤もOKです。ただ、その場合でも日本に郵便物を受け取れる拠点(実家等)や保険料を振替できる口座は必要です。
3.日本国籍以外の人は日本の医療保険に入れるの!?
日本の医療保険に加入するのに日本の国籍は必ずしも必要ではありませんが、日本に住んでいて今後も住み続ける見込みがあることは重要です。申込み時に渡される「ご契約のしおり」「約款」「契約概要」「注意喚起情報」や申込書など日本語の文章が読めることも前提になります。
また、現状では印鑑が必要です。銀行の口座は最近サインでもOKになってきていますが、保険の申込みにはまだ捺印が必要です。ただ、印鑑は漢字(示談??)である必要はなくカタカナ(ジダン)でも大丈夫です。
そして、日本にある銀行に口座を持ち、支払う保険料を口座振替できることも大事です。長期間に及ぶ保険料の払込みを確実に行える状態でなければならないからです。将来何らかの事情により日本から出て行ってしまう場合は、日本に口座振替できる銀行口座を残しておく必要があります。いつか入院や手術で給付金を受け取ることになった時も、日本の銀行口座が必要になります。
※病気やケガにより海外の病院で入院や手術をした場合、加入している保険会社が認めている病院等であれば保障の対象になります。
ジダンは日本の医療保険に入れるか?
ケガをしなければ華麗なテクニックを披露 |
日本の医療保険に入れない時は?
サッカー選手で、ケガによる保障を心配される場合は、損害保険会社に傷害保険という商品があります。これは病気での保障はありませんが、ケガをした時には補償される内容になっているので検討してみると良いかと思います。各国に様々な医療保険(または類似のもの)があると思われます。日本人であっても加入できるケースはありますので、滞在する国で是非確認してみて下さい。【関連リンク】
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