医療保険/医療保険の基礎を学ぼう

医療保険の特約って何を保障するの?入院+α編(2ページ目)

医療保険の特約は種類がたくさんあり、どれを選んだらよいか判断に迷うところです。そこでガイドが特約をタイプ別にわけて、わかりやすくまとめてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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三大疾病などで一時金を受け取れる特約

一時金でまとまった額を受取れるのは良いかも

一時金でまとまった額を受け取れるのはいいかも!

「悪性新生物(がん)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」により入院を開始した時に、給付金を一時金(日額保障ではない)として受け取れる保障です。治療初期の段階にまとまった給付金を受け取れるので、治療費に直接充当することが可能です。

ただ、受け取るには入院を開始しただけでは該当せず、継続20日以上の入院が前提だったり、保険会社所定の状態に該当する必要がある場合も(がんは「がんに罹患したと医師に診断確定された時」、急性心筋梗塞は「医師の診察を受けてから60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと医師に診断された時」、脳卒中は「脳卒中は60日以上言語障害等の他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師に診断された時」)。受け取り条件がどうなっているか十分に確認しておく必要があります。

このタイプの特約は、
  • 三大疾病入院一時金特約
  • 3大疾病保障終身保険特約
  • 特定疾病保障保険特約
  • 終身六疾病一時金特約(糖尿病・心疾患・高血圧性疾患・脳血管疾患・肝疾患・腎疾患)
などと呼ばれています。

女性特有の疾病などで入院給付金が上乗せされる特約

女性特有の疾病で入院すると、主契約の入院給付金に上乗せして特約の入院給付金も受け取れる保障です。特約の名前でわかるように、このタイプは女性専用です。

例えば、主契約の入院給付金日額が1万円、特約も1万円だとすると、「子宮筋腫」の入院で日額2万円が受け取れます。

女性特有の疾病に関する保障は、保険会社や商品によって保障対象となる疾病が微妙に異なります。なかには、女性特有の疾病にプラスして「悪性新生物(がん)」「糖尿病」「心疾患」「高血圧性疾患」「脳血管疾患」まで保障対象としている商品もあります。保障範囲が狭ければ支払う保険料は安くなりますが、必要と思う疾病まで保障から外れることのないよう注意が必要です。また、入院給付金だけではなく、手術給付金や乳房再建費用なども給付対象としている場合もあります。

このタイプの特約は、
  • 女性医療特約
  • 女性入院特約
  • 女性疾病入院特約
  • 女性疾病保障特約
などと呼ばれています。

次のページでは、1入院の限度日数が延長される特約を紹介します。
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