対象となる病気に「なっただけ」では保障されないことも

住宅ローンに付いている疾病保障の保障期間は借入期間と同じで、途中から保障を付けたり途中で保障を解約したりすることはできません。また、がんの保障にはがん保険のように、加入後3カ月間の免責期間があります。

がん保障の疾病保障付き住宅ローンでは、「生まれて初めてがんになったと医師に診断確定されれば、ローン残高が0円になる」タイプ以外に、「がんになっただけでなく、労働の制限を必要とする状態が1年ほど継続しないとローン残高が0円にならない」タイプもあります。

がんの保障を目的としていても、保障内容は商品によって大きく異なります。後で「こんなはずではなかった」と言うことにならないよう、保障内容を十分に理解してから加入したいものです。

疾病保障付き住宅ローンは必要?普通に保険に入るのとどっちが良い?

疾病保障付き住宅ローンと一般的な医療保険やがん保険等では、加入の目的が異なります。

前者は、月々の返済額を保障することで返済が滞るのを回避したり、ローン残高を0円にすることで大病を患ってもマイホームを守ったりするためのものです。後者はがん等の大病を患った時、治療費や生活費を確保するためのものです。

また、疾病保障付き住宅ローンは住宅ローンに付随する商品なので、保険期間は基本的に住宅ローン返済期間と同じで、終身保障ではありません。住宅ローンと切り離して考えることもできないなど、いろいろと制約が多いです。住宅ローンを借りない人にはそもそも縁のない商品であり、比較する以前に選択の余地もありません。

どんな保障が自分に適しているかは、それぞれの疾病がどのくらいの確率で罹患するものなのか、入院する場合は何日くらいになるのかなどを押さえておくと見えてきます。「平均入院日数は3年で1割も短縮!!」や「推計患者数は入院が僅かに減少、通院は大幅に増加」などの記事もぜひ参考にしてください。

住宅ローンを組んでマイホームを購入する時は、団体信用生命保険や既に加入している保険も含めた全体でプランを考えて、疾病保障付き住宅ローンが必要かどうかを検討しましょう。

※当記事では疾病保障付き住宅ローンの概要について記載しています。詳細は住宅ローンを取り扱う各金融機関に確認して下さい。
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