保険会社の人は医療保険に詳しいか?
医療保険商品をつくっているのは保険会社であり、当然保険会社の人が医療保険の事に一番詳しいと言えます。ただ保険会社の人はスペシャリストが多く、例えば給付金を支払う部署の人は、給付金請求に関する事は誰よりも詳しいですが、医療保険の仕組みや税金などについてはあまり詳しくありません。総務や経理の人はもしかしたらほとんど医療保険の事を知らないかもしれません。営業の人は自社商品を売る事が仕事なので、比較的広い範囲にわたって医療保険の知識や情報を有していますが、仮に他社商品の方が良いと知っていても薦めることはまずありません。
数多くの保険会社商品を取扱っている代理店の営業の人なら、複数社の医療保険の知識や情報を有しています。しかし、知識や情報を活かすにはある程度の経験が必要であり、新入社員では頼りになりません。また取扱っていない保険会社の情報は弱いです。
保険会社の人は基本的に詳しいですが、部署が違うと医療保険のことをあまり理解していない場合もあります。ピンポイントで相談するには向いていますが、ライフプラン全体から考えるような相談をする場合は、相手を吟味する必要がありそうです。
相談にのってもらうなら誰?
医療保険に詳しいFPに相談できて良かったわ! |
一般消費者が医療保険の相談をする場合は、友人知人にファイナンシャルプランナー資格を有している生命保険会社社員がいるようなら、気軽に聞いてみると良いです。基本的に無料で相談にのってくれるでしょうが、相談相手よっては医療保険を売らなければならない立場の人もいるので、相談の際にはよく確認しておきましょう。
生命保険業界経験のあるファイナンシャルプランナーは中立的な立場から相談にのってくれますが、大概は有料での相談となります。ファイナンシャルプランナーは日本ファイナンシャル・プランナーズ協会CFP認定者検索システムで検索する事が可能です。検索の際、相談分野を「医療保険」にチェックし、他に相談経験を有にしたり、CFP®登録期間を3年以上に選択したりしていくと、希望のファイナンシャルプランナーにたどり着きます。相談する際は、医療保険の相談経験や相談料なども確認しておくと良いです。
医療保険の事で相談が必要な時は、必ず医療保険に詳しいプロに相談し、無駄のない安心できる保障を確保してみて下さい。
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