投資信託/投資信託関連情報

投資しながら社会貢献できたら嬉しいかも!

社会的に役立つ活動をしている企業を応援したり、投資から得られた収益の一部を寄付したり…そんな方法で、投資しながら社会や地域に貢献できたらステキです!

國場 弥生

執筆者:國場 弥生

外貨預金・外貨MMFガイド

  • Comment Page Icon
社会的に意義のある事業を行っている企業を応援したり、投資から得られた収益の一部を寄付したり…そんな方法で、投資しながら社会や地域に貢献できたらステキです!

21世紀の投資キーワードは「CSR」

ボランティア活動や環境にやさしいライフスタイルも定着したこのごろ。
「CSR」とは、「Corporate Social Responsibility」の略で、「企業の社会的責任」と訳されます。もともとは欧米で根付いた考え方で、企業は、収益を上げて税金を納めるだけでなく、社会のルールを守り、環境や人権問題に取り組むなど、さまざまな社会的責任を担うべきである、というものです。

この「CSR」が日本でも注目されるようになったのには、食品会社の食中毒事件や偽造ラベル、自動車や家電製品、エレベーターの欠陥隠しなど不祥事が相次いだことで、企業への不信感が高まっているという残念な事情があります。

SRIファンドってなに?

そんな中、注目を集めているのが「SRIファンド」というものです。「SRI」は「Socially Responsible Investment(社会責任投資)」のこと。SRIファンドは、従来の基準に加えて社会や環境、倫理問題などへの取り組みにも着目して投資先を選んでいるファンドなのです。

一般にファンドは、手軽さの反面「ファンドマネージャーにお任せ」になりがち。でも実際には「軍需産業や、タバコ・ギャンブル産業には投資したくない」「環境問題に取り組んでいる企業に投資したい」などと考える人もいるはずです。

世界の企業の中から、成長性があり、かつ社会的に意義のある事業を行っている企業を選んでくれるSRIファンドなら、リターンと同時に少なからず社会へ貢献することができるかも知れません。

<世界に投資する主なSRIファンド一覧>
2006年6月末付モーニングスター調べ。


投資家に代わって寄付をしてくれる場合も

単に社会的に意義のある事業を行っている企業へ投資するだけでなく、購入手数料や収益の一部を慈善事業団体などへ、投資家の代わりに寄付してくれるファンドも登場しています。

例えば、日興アセットマネジメントが運用する「日興グローバル・サステナビリティ・ファンド」や「日興エコ・ファンド」は、収益の一部をWWFジャパンと協働設立した基金へ寄付しています。

日本よりもさらに意識の高い欧米では、お金持ちになればなるほど熱心に社会貢献を行うのが常です。マイクロソフトのビル・ゲイツ氏や著名投資家ウォーレン・バフェット氏 は、世界有数のお金持ちとしてだけでなく、その社会貢献度でもとっても有名。自分だけじゃなく、周囲のこともきちんと考えられる、そんな人のところへお金は自然に集まるものなのかも知れませんね。ぜひ参考にしてみてください!


【関連リンク】
SRI(社会責任投資)って何? (All About マネープラン入門)
SRI(社会責任投資) SRIファンドって儲かるの? (All About マネープラン入門)
社会人の常識!?いまさら聞けない経済用語(6) CSR(企業の社会的責任)とは (All About よくわかる経済)
超簡単解説!サステナビリティってなに? (All About ボランティア)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます