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リメイクイタリアンvol.2 袋に余ったパスタを使って 白いパスタ・エ・ファジョーリ

一人分に満たないパスタが袋にありませんか? そんなパスタが主役になるお料理をご紹介します。とってもヘルシーでベジタリアンには最適のメニューです。

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

リメイクイタリアン vol.2

白いパスタ・エ・ファジョーリ
Pasta e Fagioli in bianco

袋に残ったパスタのために

分量通り、レシピ通りにパスタを茹でると、どうしても袋に少しずつ余ってしまいませんか? イタリアでは、余らせない料理が基本ですので、そういった余ったパスタが主役になる料理があります。その代表的なのがパスタ・エ・ファジョーリ(訳:パスタとお豆)。南イタリアで有名なこのお料理ですが、イタリア全土で見られます。


種類様々パスタ・エ・ファジョーリ

イタリアには、様々なパスタ・エ・ファジョーリがあります。有名なのはトマトソースの入ったもの。これを代表的にパスタ・エ・ファジョーリといいます。他に、パスタにタリアテッレだけを使ったり、ムール貝の入ったもの、ラードを使ったものなど様々です。土地土地で、また家庭でいろんな味に変化し、イタリアの食卓で親しまれているお料理です。
ポイントは、途中で豆だけをミキサーにかけて、再びスープにもどすこと。この作業がお料理の味をぐっと引き上げ、とてもクリーミーにしたててくれます。

今回、御紹介するのは、とってもヘルシーで簡単なパスタ・エ・ファジョーリを御紹介します。

白いパスタ・エ・ファジョーリ
Pasta e Fagioli in bianco


【材料】4人分
カンネーリ(白いんげん豆)…1缶
(乾燥豆を使う場合は、200gをたっぷり目の水で12時間浸します)
適当なパスタ……………………150g
セロリ……………………………1枝
タマネギ…………………………1/2個
セージ(生)……………………2枚

オリーブイオイル…………適量
塩……………………………ひとつまみ

【作り方】
1. カンネーリは、水気を切り、軽く水洗いします。
2. セロリとタマネギは、小さめの大きさに切り、軽く塩をしてオリーブオイルで炒める。さらにカンネーリを入れ、軽く炒める。
3. 1Lの水を注ぎ、沸騰したら、あくをとり、セージを入れる。
4. 30分程度煮込み、汁気をきった具材だけを1カップ程取り除き、ミキサーにかけ、再び鍋に戻し、塩で味を整えてから、細かく折ったパスタを入れる。
5. パスタが煮えたら、皿にもり、好みでパルミジャーノチーズやオリーブオイルをかける。


【メモ】
・袋に残ったパスタならなんでもOKですが、スパゲッティなど長いものは短く折ります。
・白インゲン(カンネーリ)が手に入らない場合、キドニービーンズでも美味しくいただけます。
・通常は乾燥豆を戻したものを使います。
・パルメザンチーズで塩加減を調節しているので、野菜を炒める時の塩は控えめに。
・フレッシュなセージが手に入らない場合は、乾燥でもOKですが、若干風味が変わります。
・好みでセロリとタマネギを炒める時、パンチェッタ(もしくはベーコン)と一緒にいためると、コクが出ます。
・ベジタリアンの方には最適のメニューです。
・戻した豆を使う時は、炒めないで、水2Lを注いでから入れ、茹でます。
・水気がなくなったら、適宜足していきます。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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