困った！花粉症シーズンの治りにくい腰痛(2ページ目)

花粉症の主な症状はこれ！

あなたは花粉症の症状は出ていませんか？

前ページの「問題その1」の答えです。花粉症の主な症状は次の通りになります。

3　 くしゃみが連続して出てしまう
4　 ひどい鼻づまり
5　 頭が重く感じるような頭痛で、ぼ～っとする
7 　透明でさらさらの鼻水が止まらなくなる
9 　喉のかゆみ、少ないが痛みがある
10　目がかゆくて充血する

そして、「問題その2」では、「問題その1」で選んだ項目の中から、腰に悪い影響を与えそうなものをひとつ選びます。答えは、3　くしゃみが連続して出てしまうということで、くしゃみが腰痛に関連するということになります。

花粉症でどんな腰痛になる？

花粉症の症状では、くしゃみが頻繁に出ることがあります。連続して10回近い場合もあるそうですが、このくしゃみの瞬間にお腹に力が入ります。お腹に力が入ったときに、影響を受けやすいのは、腰の椎間板です。腰への衝撃をやわらげクッションの役割をする椎間板は、お腹に力が入ることで、椎間板の内圧が高くなる状態が弱点と言えます。椎間板が外に飛び出すヘルニアや、筋肉などを痛めることで急性腰痛になる恐れがあります。

くしゃみをする時に、上半身に反動がついたり、体が前かがみになったりすると、腰痛を起こす可能性が高くなってしまいます。花粉の飛ぶ期間は数日間で終わるわけではないので、腰を痛めている間もくしゃみをする度に、腰部へ負担がかかります。そのため、花粉症シーズン中は、腰痛が悪化したり、なかなか治らなかったりと、花粉症と腰痛の両方に悩まされることになるかもしれません。

また、上記の4　ひどい鼻づまりでも、あまりにも強く鼻をかむと、力の入れ具合によっては、くしゃみと同じような腰への負担を招くかもしれないため、注意が必要です。

花粉症の腰痛予防ポイント

花粉症のシーズンは、連続して出るくしゃみに要注意です

今までの話を頭の片隅に入れておき、花粉症の症状が本格的に出始める頃までに、腰の不調は治しておきましょう。腰が重い感覚があり、まだ腰の痛みが出ていない場合でも、くしゃみがきっかけで、急激に腰への負担が増すため、くしゃみをする時に、なるべく上半身が揺れないように注意しましょう。すでに腰に痛みのある人は、ウエストの位置に巻く腰痛用ベルト（コルセット）をしておくと、腰の動揺が少なくなり、安定しやすくなります。


「去年は春を快適に迎えていたのに、今年はついに花粉症になってしまいました。」という残念な報告を受ける時期に近づいてきました。スギ花粉以外にも、１年を通していろいろな花粉が飛んでいるので、つらい症状の期間は人ぞれぞれですが、一度腰を痛めてしまうと、その部分が以降弱点となることがあり、花粉症の時期が過ぎても腰への気配りを欠かせなくなるかもしれません。くれぐれも、特にこの花粉症シーズンの腰痛発症、悪化は避けるようにケアして下さいね！

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