文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
以前、当サイトでも“音”のトラブル回避のためのノウハウをご紹介しましたが、独立二世帯住宅とは言え、やはり生活の音は聞こえてくるものです。音は気配を伝えるもの!意外と気になるけれど、実は適度に必要ということも...。そんな意見を、二世帯同居経験者の声からピックアップしてみました。日々の“音”は聞こえないのがベスト
上下階の間取りの関係を考慮するなど、プランニングの段階で気をつければ回避できる生活音もあります。 |
そこで、気をつけたいのがプランニング。以前もご紹介しましたが、居間の下に寝室をつくらないなど「上下階の間取りの関係を考慮すること」、寝室の前を通らず浴室へ行けるように「ゾーニングで世帯間の動線を考慮すること」など、設計段階で考えられることがあります。さらに「床・天井・壁の材質」などで、より防音性を高めることが可能です。設計段階で、生活音の対策はしっかり計画したいものですね。
“音”だけでなく“臭い”も上に流れる吹き抜けに注意!
開放感がある吹き抜けですが、二世帯の場合は音や臭いが気になることも。よく検討して下さい! |
玄関は開放感がでるので吹き抜けを...と考える方も多いかもしれません。しかし、玄関が共用の場合、せっかく各居室のレイアウトを配慮しても、吹き抜けがあることで、音が筒抜けになってしまうことがあります。二世帯住宅では、ある程度生活を独立させていく上で、この点は気をつけたいポイントと言えそうです。
しかし、時には役立つ“音”もあるそうです。続きは次ページへ