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二世帯同居経験者の奥様から頂いた『同居のコツ』をご紹介!生の声をお聞き下さい。 |
当サイトでも何度かご紹介していますが、二世帯住宅研究所では、入居者の方々にご協力頂きアンケートを実施しています。中でもフリーアンサーとして頂いた“コメント”には、経験者だからこその発言が多く、これから二世帯住宅を検討される方には、とても参考になると感じます。今回は、そんな同居経験者の生の声から
『同居のコツ』に注目しました。その中から、声の多かったものを中心にご紹介させて頂きます。
※コメントはすべて奥様のもの。( )内に以下を記入。
回答者(親世帯奥様・子世帯奥様)
同居形態(息子夫婦同居・娘夫婦同居)
建物分離度(独立:すべて分離/共用:玄関または浴室が共用/融合:キッチンが共用+サブキッチン/一体:キッチンが共用)
もっとも多かった声は「干渉しない」
もっとも多かったコメントが「干渉しない」という声。親世帯・子世帯、息子夫婦・娘夫婦同居ともに、ダントツの意見でした。では、生の声をご覧下さい。
- 年代の違う夫婦、当然考え方や生活の違いはあるのだから、どちらかに合わさせようとするのではなく、あまり干渉しすぎないようにする。互いを尊重。(子世帯・娘夫婦・一体)
- 原則として"お互いに見ざる、云わざる、聞かざる"が良いと思う。そして困った時は助け合う。(子世帯・娘夫婦・共用)
- つかず離れずの精神につきる。甘えずにこだわらずの精神も大切。(親世帯・娘夫婦・独立)
- 親は長く生きている。良いこと、嫌なこと、多く経験している。知っているからと押しつけないこと。若世帯、家族に干渉しすぎないこと。(親世帯・息子夫婦・融合)
- 娘の夫を大切に思いたてる。親子とはいえ、少し親しいお隣の人という感覚でお互いの生活に干渉しない。(親世帯・娘夫婦・独立)
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この他にも、たくさんの方々から「干渉しない」「口出ししない」という声があがっていました。せっかくの二世帯同居なのに、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、日常生活は分離していても、もしもの時には助け合えるのが二世帯同居のメリットです。いつも近くに居るからこそついつい口を出したくなるのが人情かもしれませんが、そこをぐっと堪え、お互い自立をするのが、どうやら「鉄則」のようです。
とは言え、コミュニケーションは大事です。生の声としても、以下のような声がみられました。
- 顔を合わせることが多いので、顔を合わせたら、一言でも言葉をかわすと良い。(子世帯・息子夫婦・共用)
- お互いストレスがたまって息ぬきに出る時など、気持ちよく外出できるように心がけてあげる事。家の心配事など持っていかぬよう安心させてあげる事。(子世帯・息子夫婦・独立)
- 「老いては子に従い」という様に、自分の気持ちをしっかりと持って小さいことにこだわらず。何事も相談するようにして、ストレスをためない事が大切だと考えています。(親世帯・娘夫婦・融合)
- 話し合いは良くして自分達だけでなく、親にやってもらったことには感謝する「ありがとう」「すみません」「ごめんなさい」は口に出して相手にわかるように言ったりすること。子供達の前では話し合いはしてもけんかはしない。(子世帯・息子夫婦・一体)
- 共有の時間、別々の時間を必ず持つ。1F、2Fとリビング2つ作ってよかった。友人も招きやすい。食事は一緒に食べると食欲がでる。(子世帯・息子夫婦・一体)
- お互いに生活リズムがあり干渉しない事。自由が一番。笑顔が楽しい。と思うョ。聞かれたらなんでも教えてあげ、私も知らない事は若い人から教えてもらう。若返りになるかも・・・ネ。(親世帯・息子夫婦・共用)
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次ページでも引き続き、生の声をお伝えします。