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二世帯住宅で暮らす/【提案】二世帯住宅の間取り・プランニング

二世帯住宅の構成(1)独立二世帯の分け方(2ページ目)

独立性が高い「独立二世帯」とは言え、行き来もできるようにしたいという要望があるのも事実。今回は、そんな独立二世帯の分け方のポイントについてご説明します。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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(2)2階世帯の玄関を何階にするか?

重層型は、2階世帯の玄関が2階の「外階段型」と1階の「内階段型」に大きく分けて考えられます。

■外階段
外階段
各フロアに玄関があり、外に階段を設けるタイプ
外階段型では2階の世帯の玄関は2階ですのでワンフロアで室内の全ての生活が完結します。しかし外で使うものとの関係を考えると、ベビーカーや掃除用具などもすべて2階に収納することになりがちですし、門が1階の場合は外階段を降りて新聞や郵便物を取りに行く負担が生じます。逆に門を設けず来訪者が直接外階段で玄関にアプローチする場合は、防犯上の弱点にならないよう道路からの見通しに配慮する必要があります。

■内階段
内階段
1階に両世帯の玄関を設け、内部の階段で上の世帯へ行くタイプ
内階段型では2階の世帯の玄関も1階に設置し、室内階段で2階に上ります。1階の室内に外回りで使うものの収納を設けることができるので、物を持っての階段上下が減るメリットがあります。反面、玄関での来訪者応対のために1階に下りる必要があります。

■中間型
中間型
連棟型で、さらに上下に重なる部分もある複合タイプ
実際の二世帯住宅では、連棟型、重層型のメリット・デメリットを考えながら最適な構成を考えていくことになります。従って図のような中間型も存在します。


(3)世帯間の行き来

それぞれの型に世帯間行き来動線として矢印を書いてみましょう。連棟型、内階段型は1階に両方の世帯があるので、世帯間の建具を設ければ行き来をすることができます。一方外階段型の場合は1階へ行くためには外部を経由していくことになります。このようにどのような二世帯の構成とするかで、世帯間行き来のし易さは異なってきます。
世帯間の行き来
左:連棟型/中:重層型(内階段)/右:重層型(外階段)

最近増えているのが、世帯間にどちらの世帯からでも入れる部屋をつくるケースです。玄関回りの収納を共用したり、子世帯に子供室が必要になるまでは親世帯が一部屋多く使うなど、ただ行き来をするのではなく、家族の変化に対応した様々な使い方が可能になります。また、外階段型でも内部で行き来をしたい場合は外階段、内階段の両方を設置して動線を確保する方法があります。
世帯間の行き来
重層型での行き来パターンいろいろ



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