家庭・育児・嫁姑・義理づきあいのストレス

更新日:2008年04月28日

子育てママを疲れさせるあの言葉、あの常識

子育ての情報は氾濫していても、自分に役立つものはほんの一握り。情報や人の意見に振り回されず、納得のいく子育てをするために大切な心がけとは?

専門家は「立場」で物を言っている

専門家の答えは、ほとんどが「無難」に終わる
専門家の答えは、ほとんどが「無難」に終わる
子育ての悩みや子どもの症状については、たいてい医師や保健師、保育士などの「専門家」に意見を求めます。

しかし、専門家はあくまでも「立場」で物を言っている、ということを覚えておきましょう。たとえば、医師は軽い風邪でも最悪の事態を想定し、「この薬で様子を見て、○日後にまた診せてください」と言います。「たぶん鼻風邪だから、いちいち病院に連れて来なくても自然に治っちゃいますよ」「元気で熱がないんだから、神経質にならなくてもいいんじゃないですか?」とは、内心思っていても口では言えないわけです。

保育園・幼稚園でも同じです。先生に「鼻風邪でも元気なら、登園してもいいですか?」と聞いても、「そのくらい大丈夫よ!」とは言われません。「お子さんの健康を第一に考えてくださいね」となります。育児書で書かれている内容も、だいたい同じです。子どもの健康周りの情報は「無難が金」なのです。

こうした専門家の意見をマニュアルのように守っていると、仕事や家事の時間が圧迫され、自分の首を絞めてしまうことがよくあります。専門家に意見を聞くときには、状況に応じて判断する柔軟性が必要です。


おばあちゃん世代の
「子育ての常識」は約30年前のもの

「今の母親は……」---これはいちばん意味のない言葉
「今の母親は……」---これはいちばん意味のない言葉
手近な相談相手として、自分の母親やお姑さんに聞くことも多いでしょう。しかし、この世代の「常識」は約20年~30年前のものである、ということを頭に入れておきましょう。

たとえば、おばあちゃん世代が子育てしていた頃は、あせも予防に「ベビーパウダー」の使用が常識でした。私も子どもの頃には、お風呂上がりにパウダーで真っ白にされていました。しかし、今では「ベビーパウダーは毛穴を塞ぐ」という理由から、病院では勧められていません。ほかにも、腹帯、抱き癖、虫封じなど、「当時の常識が今の非常識」になる子育て情報は、山ほどあります。

さらに20年~30年もたつと、子育ての記憶も曖昧になっています。特に、「新米ママとしての等身大の気持ち」は真っ先に忘れ、「今の母親は……」という距離感のある発言が目立ってきます。この世代の人の話を聞くときには、これらのことを頭に入れておくと便利です。

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大美賀 直子

メンタルヘルスの分野を中心に執筆する産業カウンセラー、ジャーナリスト。都内私立大学学生相談室カウンセ…

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