ストレス/家庭・育児・嫁姑・義理づきあいのストレス

子育てママを疲れさせるあの言葉、あの常識

子育ての情報は氾濫していても、自分に役立つものはほんの一握り。情報や人の意見に振り回されず、納得のいく子育てをするために大切な心がけとは?

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

子育ての常識って、実は「流行」だった!?「ジョーシキ」に振り回されて、最近疲れてない?

育児

「ジョーシキ」に振り回されて、最近疲れてない?

昔、こんな名言がありました。「育児に正解はない。あるのは流行だけだ」。そもそも子育ての「常識」ほど、180度変わってしまうものはありません。「正解」を探してさまよい歩いているうちに、迷子になってしまう母親がいかに多いことでしょう。

たとえば「抱っこ」ひとつにしても、現代のおばあちゃんが子育てしていた頃と、今の常識は180度違います。

おばあちゃんたちが現役ママだった時代には、「泣いても抱かないで、寝かせておく」「叩いて育てる」のが常識でした。しかし、今それを実践している人はまずいません。おばあちゃんの子育て方法を鵜呑みにし、保健センターなどでうっかり言うと、「虐待」の疑いで指導されかねない時代です。

一つの意見があれば、正反対も必ずある

添い寝

日本で当たり前の「添い寝」だって、欧米では非常識!

国によっても、育児法は180度違います。たとえば、「離乳食」は日本では細かく段階が分けられていますが、海外の多くの国では「食べやすい柔らかめのものでいい」という程度の認識です。

話はそれますが、『はっぴーママ.com』という子育てサイトの「WorldはっぴーママReport」などを参考にすると、国による子育ての「常識」の違いがよく分かって参考になります。育児に煮詰まったときには、他の国の例を参考にしてみると、自分の視野がいかに狭いかを実感できます。

繰り返しますが、子育てでまことしやかに言われる『常識』ほど、変わりやすいものはないのです。次のページでは、特にどの辺りの情報に注意すべきか、私なりの考えをお伝えします。


次のページでは、注意すべき「あの言葉」「あの常識」について、ガイドが語ります>>次のページへ
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