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アイデアの種を見つけるには?(2ページ目)

ヒット商品のアイデアが生まれたきっかけを見るといくつかのパターンがある。まず第1は日常の不便、不満に目を向けたものである。これは感じたことを顕在意識レベルで記憶する訓練をつけることが有効なようだ。

執筆者:木村 勝己

メモは何時でも何処でも

不便、不満といった問題点と、その解決アイデアを整理していくには大学ノートが便利だ。通常のメモ帳にはいつでも体に身につけていられるように、ワイシャツの胸ポケットに入るものでミニ鉛筆がついたものが便利である。女性はハンドバックがあるので、システム手帳が便利そうだ。

このように感じた不便をすぐにメモに残すクセをつけることが重要であり、これにより観察力がつき、普通なら見過ごしてしまうような日常の不便、不満をアイデアの種として敏感に捉えることが出来るようになる。

潜在意識レベルでの観察

これらの不便、不満は多くの人が同じように感じているが、顕在意識レベルまで出てこないことが多い。この不満、不便を解決したアイデア商品が出たときに初めて、“これは便利だ、このような商品が欲しかった。”といった潜在意識からの欲求が顕在化するのである。

つまりこの潜在意識レベルの欲求を以下に鋭く、人より早く感じ取るかがヒット商品を生む種になると思われる。それにはメモを取る習慣付けが重要ということである。

アイデアの種はこのほかにも、高次元の欲求から生まれるもの、実験中の偶然から生まれるもの、新素材の積極的活用から生まれるもの他色々あるが、これは次回にまとめたいと思う。

<関連リンク集>アイデアの発想法
http://allabout.co.jp/career/invention/subject/msub_hassouhou.htm
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