マーケティング戦略・応用編

更新日:2009年12月25日

売上の最大化を図る価格戦略

マーケティングにおいて、価格の決定は売上や利益に直結するだけに非常に重要な鍵を握っています。価格は消費者に対する強力なメッセージともなるために、企業は自社の環境に応じて適切な価格設定を行う必要があります。今回はこの企業にとって重要な価格戦略についてお伝えしていくことにしましょう。

価格戦略の重要性とは

価格は消費者に対する企業からの強力なメッセージになる

価格は消費者に対する企業からの強力なメッセージになる

マーケティングにおいて、価格戦略は重要な意味を持ちます。価格は企業の売上や利益に直結しますし、顧客に対して強力なメッセージ性を併せ持つからです。

たとえば、差別化戦略を採用している企業であれば、自社の商品に高い価格を設定して自社のブランド力をアピールするでしょうし、コストリーダーシップ戦略を採用している企業は低い価格を設定してお買い得感を醸し出していきます。

価格設定方法3つのアプローチ

■コスト志向型価格設定
価格は企業の事業活動に非常に大きな影響を与えるために、実に様々な方法で設定が成されます。最もシンプルな価格設定方法は「コスト志向型価格設定」です。コスト志向型価格設定の下では、製品の製造に要した費用に目標とする利益を上乗せして価格が決定されます。たとえば、製品1個当たり100円のコストがかかり、20円の利益を目標とする場合は120円という価格を設定することになります。

■需要志向型価格設定
また、市場での需要と供給によって、価格を決定する方法もあります。このタイプの価格設定は「需要志向型価格設定」と呼ばれています。この需要志向型価格設定では、市場調査を通して顧客の価格への認識を重視して価格設定を行ないます。たとえば、顧客に対して価格調査を行い、多くの顧客が高すぎないし安すぎないと感じる価格を設定していきます。

■競争志向型価格設定
さらに価格は競合企業の価格にも大きく影響を受けます。これは「競争志向型価格設定」と呼ばれ、現代では最も一般的な価格設定と言えるでしょう。競争志向型価格設定を行う際には、競合企業の価格と比較して自社製品の価格を設定していきます。たとえば、ライバル企業が牛丼を1杯320円に値下げしたので、自社は280円に対抗値下げを行うといった場合が競争志向型価格設定の典型的な事例と言えます。

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この記事の担当ガイド

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安部 徹也

MBA Solution代表。講演や書籍執筆、メディア出演など多方面で活躍。主宰する『1日3分MBA…

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