営業のノウハウ/営業の商談・ヒアリング

コミュニケーションの技は欧米人から盗め(4ページ目)

久しぶりの海外出張で外国人に囲まれてみたら、日本にはあまりないコミュニケーション能力の高さを再実感しました。本場仕込のコミュニケーションの技をご案内します。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

スムーズに自分の話に持っていく

交渉の場面では、相手の主張に100%同意できないことも当然でてきます。しかし彼らは「That's not right」「I don't think so」といったあからさまな否定語は使いません。

相手の発言の語尾に、基本的には同意の言葉をかぶせます。そして同意しつつも、少しずつ自分が持っていきたい方向に持っていくわけです。


みなさんの周りにも、「そうですよね。よくわかります」などと相手に同意しながら、主題を少しずつずらして、自分が主張したいことに話を誘導していくのがうまい人っていませんか。欧米人は、その技術に特に精通している人が多いのです。

まずは同意することで、相手をいい気分にさせます。しかもいい気分にさせながら、話の内容自体は自分ペースに引き寄せていく。ある意味かなりの高等テクニックだと言えます。

もちろん欧米人全員が、優れたコミュニケーション・スキルを持っているわけではなく、個人差はあるのは事実です。それでも日本人にくらべたら平均的なレベルは高いと思います。

普段欧米人と接する機会がないという人でも、ビジネスや交渉(法廷ものなど)をテーマとした洋画やドラマは世の中にたくさん出回っています。

ぜひそれらのソフトを存分に活用して、レスポンス力を鍛えてください。

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