営業のノウハウ/営業力関連情報

転職で成功する営業マンの自己アピール力(3ページ目)

「うちの会社はどうやら危ない…」、「もっと魅力的な商品を扱う会社で働きたい!」。転職の理由はいろいろですが、いずれにせよ、あなたとあなたの実績を魅力的に語ることが大切です。転職面接突破のコツとは?

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

より説得力のあるアピールをするために

ただしアピールポイントをブレイクダウンして、面接のときに話すだけではまだ説得力に欠けます。

「私には営業力があります」というアピールは、営業マンであれば誰だって面接試験のときにするはずです。これだけでは面接官からは、「まあそうだろうね」としか思われません。では、より説得力のある自己アピールをするためにはどうすればいいのでしょうか。

ポイントは三つあります。

  1. 客観と主観を織り交ぜながら語ること
  2. エピソードをできるだけ詳細に語ること
  3. 数字やデータを盛り込むこと

です。以下順番に説明していきましょう。

客観と主観を織り交ぜながら語る

「私にはリーダーシップがあります」というアピールは、それだけでは独りよがりのアピールでしかありません。本人はリーダーシップがあると思っているのでしょうが、それを証明する論拠を何も示していないからです。

ところが「私は30人のスタッフを率いて、営業改革プロジェクトのリーダーを務めました。その結果、2年間で利益率を30%アップすることに成功しました」という発言ができれば、俄然、説得力が出てきます。「30人のスタッフを率いて、営業改革のプロジェクトを成功させた」という客観的な事実を提示することができているからです。だから自分をアピールするときには、客観的な裏付けをきちんと示すことがとても効果を発揮します。

ただし一方で、主観を織り交ぜながら語ることも大切です。「どんな思いを持ってそのプロジェクトに携わったのか」や「行き詰まったときにはどうやってそれを乗り越えたのか」などを語ることによって、自分の性格や人柄、夢や志を面接官に伝えることができるからです。

面接官から「この人と一緒に働いてみたい」と思ってもらうためには、主観を語ることが効果的なのです。

主観と客観。どちらもバランスよく語ることを心がけてください。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます