マーケティング/マーケティング事例

意外!こんなところに広告って?(3ページ目)

最近では至る所に広告が溢れ、自社製品を消費者に知らせることが難しくなってきました。このような広告戦国時代の中で「えっ? こんなところに広告が!」と思うようなユニークな方法で、効果を高める広告があります。今回は、そんな最新の広告戦略に迫ります!

安部 徹也

執筆者:安部 徹也

マーケティング戦略を学ぶガイド

えっ、こんなところに広告が?(アメリカ編)

エッグバタイジング
アメリカでは3500万個の卵に広告を貼り付けるプロモーションも!
アメリカでも、意外なところに広告を載せた事例があります。

それは、なんと卵の殻の表面に特殊な加工をして企業の広告を印字するというもの。これはもともとアメリカのエッグヒュージョン社が、卵を洗ってもゆでても消えないレーザー印刷機を無償で鶏卵メーカーに貸与し、印字された卵の数に応じて一定のコミッションを得るというビジネスモデルで細々とスタートしたもの。2006年秋、アメリカ大手テレビ局CBSが卵の殻に番組名や放送時間、キャッチフレーズを印字してプロモーションする「エッグバタイジング(Eggvertising)」を展開。実に3500万個の卵を使って大々的な宣伝を行うことによって、注目を浴びたプロモーション手法です。

もちろん、これまでに卵の殻の表面に広告を貼ったプロモーションはなかったのでインパクトは十分。加えて、卵はスーパーの棚で商品をチェックするために1個1個丁寧に見ていきますし、購入後は卵を冷蔵庫に入れる時や調理の際に冷蔵庫から取り出す時など、最低でも3回以上は広告を目にすることになります。卵は料理に欠かせない食材ですから、幅広い層にアプローチ可能なユニークなプロモーション手法と言えます。

プロモーションは、インパクトが印象を植え付ける重要な要因になります。これまでのプロモーションとは違った切り口から戦略を構築すれば、飛躍的な効果アップが期待できるのではないでしょうか。

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