ベネチア 新着記事一覧(2ページ目)

ローマ時代に起源を持つ古い街「ヴィチェンツァ」。市街全体がユネスコ世界遺産に登録されています。建築家「パラーディオ」の繊細かつ威風堂々とした建築群が特徴的な町並みをつくっています。また古代ローマを構成する街路と一致する通りや、宝飾品の見本市など、小さな街ですがたくさんの顔を持っており、足を運ぶ価値のあるところです。

「トレヴィーゾ」はヴェネツィアから電車で30～40分ほどの「陸のヴェネツィア」とよばれる街。そのわけは、街中に見られる多くの運河。山々を遠景に古い街並みと、豊かな水の流れが織りなすこの小都市の風景は、とても好ましく居心地のよいものです。また「プロセッコ」と呼ばれる発泡性ワインの特産地なので、水辺の風景を眺めながらワインに舌鼓を打つというのもまた格別です。

タイプライターで有名なオリヴェッティ社のショールームを、現在ミュージアムとして公開されています。建築家スカルパが設計し、細部まで凝った美しい意匠と、日本に影響を受けたデザインが特徴のおもしろい空間です。同社の計算機、タイプライターも展示されているので、一世を風靡したプロダクト・デザインを味わうこともできます。

ヴェネツィアで座って一息入れたくなったら、「ボッテガ・デル・カフェ・デルスト」がおすすめ。場所は有名なフラーリ教会のすぐそばで、ローマ広場とリアルト橋を結ぶルートの途中でもあります。少し一休みするにはもってこいの店です。コーヒーメーカーのデルストが展開しているカフェなので、コーヒーの味も外れなくおいしいのも嬉しいポイントです。

「サボイア＆ヨランダホテル」は特に立地の良さがおすすめ。水上バス乗り場、ゴンドラ乗り場、タクシー乗り場が周辺にあるので、観光スポットにアクセスがしやすいホテルです。また、部屋の目の前にはグランドキャナルが広がります。勢力的に行動する方でも、部屋でのんびりする方でも、ベネチアを満喫できるホテルです。

ベネチアのシンボルの「サン・マルコ寺院」は、聖マルコを祀るために建てられた大寺院。かのナポレオンが「世界で最も美しい広場」と絶賛したと伝わるサン・マルコ広場の一角にあります。中に入ると黄金の壁や天井に驚かされますが、特に必見は「パラ・ドーロ」。その美しさには、ただため息が出るばかり。せっかくベネチアに来たなら、ぜひご覧になることをお勧めします。

「白い巨象」とも呼ばれる「リアルト橋」は、ベネチアのカナル・グランデに架かる橋の一つ。橋の上からは、ヴァポレット（水上バス）がゆったり行き交うベネチアらしい風景を眺めることができます。また土産物店も多いので、いつ行っても大賑わい。ライトアップされた夜の「白い巨象」の姿も必見です。

サン・マルコ広場にそびえ立つ赤レンガ色の塔、高さ96.8メートルの大鐘楼です。上まではエレベーターであがれ、晴れていればベネチア本島だけでなく、ラグーナの島々やアルプスの山々も見えることも。大小の運河が迷路のように入り組む美しい海の都ベネチア。空から見たらどんなふうだろうと思ったら、ぜひ大鐘楼に上ってみてください。

アドリア海に浮かぶ「ブラーノ島」。世界文化遺産に登録されている魅力的な島です。この島は、ベネチアの伝統工芸「ベネチアン・レース」を生産している島の代表格です。ベネチアン・レースは、島ごとに特徴が異なっていますが、ブラーノ島のレースはその中で最も繊細で貴重なものとされています。ベネチア観光のついでに、足を伸ばしてみませんか？

毎年2～3月に行われるカルナヴァ―レには、つきもののお菓子があります。イタリア各地でそれぞれ異なるのですが、ヴェネツィアでは揚げドーナツのような「フリッテレ」と、揚げたパイ生地のような「ガラーニ」です。凝ったお菓子ではないのですが、それだけにそれぞれの店の個性があります。お気に入りの味を探すのもまた一興です。