ベネチア/ベネチアのグルメ・レストラン・カフェ

ベネチアのレストラン

水の都ベネチアで行きたいお店をラインナップ。エレガントな雰囲気で運河を眺めながら食事ができるリストランテから、地元客で賑わう伝統ベネチア料理のトラットリア、ベネチア名物バーカロまで。

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

ベネチアの代表的料理

運河沿いのリストランテで食事…ベネチアの思い出に一度はしてみたい!

運河沿いのリストランテで食事……ベネチアの思い出に一度はしてみたい!

地中海に囲まれているベネチア。ここで食べたいのは、やっぱり魚介類です。ベネチアの島々を取り囲むラグーナと呼ばれる潟では、新鮮な魚介類もあがります。まずは、そんなベネチアの代表的な料理から……

Pasta al nero di seppia(パスタ・アル・ネーロ・ディ・セッピア)
日本でもよく知られる真っ黒なイカ墨のパスタのこと。ベネチアが本場です。スパゲティが有名ですが、本場では手でひねったような形のショートパスタをよく使いますイカ墨を使ったソースは地中海の香り……ぜひとも食べたい一品です。

■Sarde in saor(サルディン・サオール)
骨ごと食べられる新鮮なイワシ

骨ごと食べられる新鮮なイワシ

揚げたイワシを玉ねぎと一緒に酢漬けにしたもの。アンティパスト(前菜)として、よく食べられます。

■Baccala' mantecato(バカラ・マンテカート)
干しダラの身をほぐしてペースト状にし、生クリーム等と混ぜたもの。独特の臭いがあるので好き嫌いが分かれますが、丁寧に作られたものは、こくのあるクリームチーズのようで美味。パンにのせていただきます。

■polenta(ポレンタ)
トウモロコシの粉を煮てペースト状にした主食のひとつ。ヴェネト州を中心に北イタリアの伝統的な料理です。ベネチアでは、ポー川のデルタ地区で栽培される「Biancoperla(ビアンコペルラ-白い真珠の意)」と呼ばれる白いトウモロコシを使っていたため、白いポレンタが正統派と言われています。パンのような「主食にあたり、ポレンタに煮込んだお肉やキノコを添えていただきます。

■moe'che(モエケ)
脱皮中の軟らかい小さなカニを卵液に漬けて揚げたもの。ベネチアのラグーナでとれるカニを使った、伝統料理のひとつ。かつては一般庶民の味だったラグーナのカニも、現在は手に入りにくく、高級食材となってしまいました。

また、魚介以外にも、近郊でとれる野菜には珍しいものが多く、ベネチアならではの種があります。小型で香りの良いアーティチョークなどは代表的。お米の生産高も多く、リゾットもよくメニューに並びます。

ワインは、ベネチア北部に、Conegliano(コネリアーノ)、Valdobbiadene(ヴァルドッビアーデネ)といったProsecco(プロセッコ-シャンパンのような微発泡ワイン)の産地があります。魚料理に、食前酒に、ぜひプロセッコも味わってみましょう!

さて、ベネチアで食べるべきものがわかったら、次はどこで食べるか? ここでは、現地の人に人気のリストランテ、トラットリア、そしてベネチアならではの食スポット・バーカロをご紹介します。
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