ベネチアを知る12のおススメ観光スポット

町の中を無数の運河が張り巡らされた水の都・ベネチア。世界でも珍しいこの街は、1987年に世界遺産「ベネチアとその潟」として登録

大から小まで、なんと150もの運河が網目のように走るベネチアには、車が走れる道路がありません。移動は水路か徒歩! 迷宮のように入り組んだ路地に迷い、ゴンドラに揺られながら、かつて海運王国として名をはせた時代の栄華を垣間見せる町を訪れる……。世界でも有数のロマンチックな町はまた、ベネチア絵画派を生んだアートな町でもあります。

ここでは、迷宮のベネチアを二つのコンセプトでご紹介します。ひとつは、「運河の町ならでは!をたっぷり満喫。ベネチア共和国ゆかりのベネチア」、そしてもうひとつは、「ツウ好みなアートの国ベネチア」。ガイドブックではまだ知られてない最新スポット情報もあり。今と昔のベネチアを知るマスト12スポットをどうぞ。

運河の町を行く。栄光のベネチア共和国を訪ねて

海運王国の要「国立造船所(アルセナーレ)」は今も健在

photo by SAWA pasqua
大運河とパラッツォ、共和国時代から変わらないベネチアの景色
ベネチアには7世紀末に東ローマ帝国宗主権下からドージェ(元首)が選出されてから、1797年のナポレオンの侵攻によって滅亡するまで、1000年もの長きに渡り、「共和国」として栄えた歴史があります。中東とヨーロッパを結ぶ地中海貿易の中心地となり、「アドリア海の女王」と呼ばれるまでになったベネチア共和国。

世界にその名をとどろかせた、その華やかな共和国時代の面影を垣間見る、ベネチアらしさを存分に感じられるスポットをご紹介。

 

栄光のベネチア共和国1 サン・マルコ広場

photo by SAWA pasqua
広場に建つ高さ100mの鐘楼は、ベネチアのどこからでも眺められる。周囲は、サン・マルコ大聖堂やドゥカーレ宮殿など、歴史的建築物が立ち並ぶ
ナポレオンによって「世界で最も美しい広場」と言わしめたサン・マルコ広場は、今も昔もベネチアのシンボル的存在。広場の一方が海に面しており、共和国時代は海からの玄関口でもありました。現在でも様々なイベントの会場として市民の暮らしの中心にあります。

広場の水際に立つ二つの円柱のうち一方に、守護聖人マルコの象徴である翼のあるライオン像がのっています。このライオン像は、ベネチアの紋章にもなっていて、町のあちこちにその紋章を見つけることができます。ベネチアの本島の中でも一番低い位置にあるので、「アックア・アルタ」と呼ばれる高潮が起こると水没することでも、最近は知られています。

<DATA>
■Piazza San Marco(サン・マルコ広場)
住所: Piazza San Marco