ウイスキー＆バーガイド達磨 信

大阪・北新地『Bar,K』の松葉道彦氏は優秀なバーテンダーだ。おすすめは数銘柄のシングルモルトをブレンドしたオリジナル・ハイボール。そしてモヒート。わたしは松葉氏のモヒートは逸品だと賞賛しつづけてきた。

10月27日にシングルモルトウイスキー「山崎パンチョン」が数量限定で発売される。パンチョンとは樽の形状タイプのひとつで、本来はラム酒に使われていた。さてこの樽が育む香味とはどんなものか。

大阪・天満橋の『BAR CADBOLL』の林壮一氏のカクテル「京秋」はこれからの季節、とくにおすすめ。山崎10年ベースの秀作だ。もうひとつビーフィーターの大会での優勝作品「ロンドンウィッチ」もいい。

響12年がついに日本発売となった。いま話題の丸の内パークビルのブリックスクエア3階にアンテナショップ「ANTHEMBLE」が誕生。響12年とシンガポール料理が旨い。リーズナブル価格でかなりのおすすめ。

大阪天満宮を戴く天神橋筋商店街では天角ハイボールというオリジナルハイボールで商店街活性化を図っている。菅原道真、天満宮、梅、ウイスキーの見事な構成から生まれた、町おこしハイボール物語のはじまりだ。

角ハイボールが人気だが、ウイスキーとソーダのベスト比率はあるのだろうか。バーテンダーがつくるハイボールの比率は。レモンをはじめとした副材料は。いろんな角度から考察してみた。

渋谷『バー石の華』でシングルモルト山崎ベースのミントジュレップを飲んだことから、山崎ベースの和を感じさせるカクテルが誕生した。「SAYURI」「赤富士」など石垣忍氏の香味の創造の一端を紹介する。

2008年度のシングルモルトの日本での販売数量をランキングにした。ベスト10とそれにつづくブランドもいくつか紹介する。売れ筋銘柄は、ある程度固まってきたようだ。さてベスト10は、数量は。

角ハイボールが人気だ。ウイスキー入門者、そして食中酒として最適だが、ウイスキー飲みなら一歩踏み込んでベースのウイスキーにこだわり、自分のスタイルを確立すると面白い。

秀逸なウイスキーなのにまだまだ飲んだことないとの声を聞くバランタイン21年。2007年春に登場したこの一瓶はサンディ・ヒスロップ氏が生んだ、純粋で一途な味わいの傑作。