なかじま たつおき
数々の受賞歴を持つ照明デザインのプロが、賢い照明器具の選び方、活用法などを伝授!
電力自由化がLED照明の普及を高める
電力の自由化と省エネ住宅の普及は家庭照明のLED化にさらなる拍車がかかるのではないでしょうか。LED光源およびLED器具の性能もメーカ努力によって高まっており、今すぐにLED照明を導入してもよい状況にきています。照明機器にかける初期投資分と、毎月かかる電気代というランニングコストを計算して、経済的で質の高いLED照明を実践することが望まれ、もうその時期がきていると思われます。
店のような光に、ダクトレールによる照明の空間演出
電気配線が施され、照明器具の脱着が自由にできるダクト上のものをダクトレール(呼称はメーカによって異なる)と言います。ダクトレールに取り付けられる器具はスポットタイトが多く、展示替えが多く考えられる店舗や美術館などに使われています。また引っ掛けシーリングに取り付けられるダクトレールもあるため、住宅での用途も広がりつつあります。
古き良き白熱電球がよみがえる!フィラメントLED電球
白熱電球は発明されてからしばらく、グローブ(バルブとも言われる)が透明で、中のフィラメントが見えていました。初期の電球は明るさの弱かった分、フィラメントの輝きが美しかったです。そのような輝きを今でもヨーロッパの人は愛し続けています。白熱電球がLED電球に代わってから、フィラメントの見えない白色のLED電球が一般的です。そこで今回は古き良き時代を彷彿させるフィラメントの見えるLED電球を紹介します。
簡単な計算法でLED照明の必要ワット数を算出するには
照明器具を購入する際、事前に明るさの計算を行っている人はどれだけいるでしょうか?多くの人は器具のワット(電力)数で明るさを何となくイメージしているに違いありません。しかしワットと照度は直接関係はありません。結局購入後、明かりをつけたときにイメージと違うと落胆することになります。そこで今回はワット数で照度が算出できる計算法をご紹介いたします。
オレンジ光とブラックライトでハロウィンの夜を演出
日本でも年々盛り上がりを見せているハロウィン。雰囲気を家庭で楽しむことも、徐々に浸透しつつあります。ハロウィンは夜のお祭りです。夜の明かりのキーワードはオレンジ光とブラックライト、これらの光を上手に活用することで、いつもと違ったハロウィンの夜を迎えてはいかがでしょうか。
手ごろな価格で楽しめるデザイン照明
デザイン性の高い照明器具と言えば欧米の商品を思い浮かべるでしょう。それらのなかには有名デザイナーが手掛けたあこがれの器具も少なくありません。しかし良いものと分かっていても高価だと、つい購入をためらってしまうこともあると思います。そこで、今回は若干ハンドメイド感覚を味わえたり比較的お求めやすい価格で購入できるヨーロッパのデザイン器具を紹介します。
なぜ低電圧電球は必要?ローボルトで安全とコスト削減
一般的な空間では100Vで点灯する照明光源が多いです。しかし車両用や庭園照明器具の一部にローボルト用が使われています。ローボルトといっても24V以下が多く、この電圧では、誤って触れたとしても感電の心配がありません。そのためローボルト器具は電気工事の資格がなくても配線できるメリットがあるのです。
京都で和の明かりを極める三浦照明
三浦照明は京都で老舗の照明メーカです。八坂神社近くにお店を構え、夜になると店から漏れる温かな光は京都の街並みに溶け込みます。三浦照明は和風器具の製造販売に特化した会社です。三浦の明かりづくりはお客様の要望を聞くことから始まります。デザインと素材が決まると職人が一つ一つ手作業で制作します。一方で安全性のチェックも怠らず、様々な検査をパスしたものだけが市場に出ます。
照明方式の選定でガラリと変わる快適な暮らし
照明には3つの方式があります、それは全般照明、局部照明、局部的全般照明です。これは照明の主流がLEDになっても変わりません。しかしLEDの普及によって従来光源に比べやや指向性の高い光(集光)が増えており、何も考えないで今までどおりに照明器具を選ぶと、空間に明暗のメリハリが生じやすくなっています。そこで明暗コントラストを和らげる全般照明の役割が重要になります。
目をブルーライトから守るvs青色光でダイエット!?
LEDの普及により、ブルーライトの目への影響が問題視されています。今のところどこまで悪影響を与えるかも分からない、不透明な部分がありますが、いずれにしても何かあってからでは遅いので予防が必要かと思います。特に直視するパソコンやスマホ画面にLEDが使われている場合は注意しましょう。一方でブルーライトとは少し意味が異なりますが、青色光による照明は使い方次第で良い方向に働くこともあります。
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