きたがわ くにひろ
幸せな人生のために、お金を快適に増やせるファイナンシャルDr
ファイナンシャルDr.が、誰にでもできる普遍的なお金の殖やし方と心豊かに生き抜く戦略を伝授します。
国際分散投資のステップ1:株か債券かを考える
資産運用には、人それぞれ自分の目標収益率が設定されているべきです。各人の目標収益率の合わせた運用をすうために、ポートフォリオに債券を加えてリターンを調整します。しかし、債券の持つ最大の効果は株式投資のリスクを下げてくれることにあります。過度のリスクを避けたい人は債券を加えることで快適に投資できます。
国際分散投資は投資信託でやるのが正解 !
かつて大富豪にしかできなかった世界分散投資をだれにでもできる大衆的な投資方法として解放してくれたのが投資信託というツールです。投資信託には、分散、専門家の活用、倒産隔離、税の繰延べ、割安なコストという5つのメリットがあります。投資信託を適切に使いこなすことが、世界分散投資の実現方法です。
資産運用の基本は分散投資と長期投資にあり!
自主年金をもっとも簡単に増やす方法は、株式を使って分散投資、長期投資を実践することです。分散し時間をかけることで、株式のリスクを抑えることができるからです。リタイアまでに残っている数十年という時間と世界中の株式市場を使い倒して、豊かな老後のために自主年金を作りましょう。
持っている資産の全体最適を作る(リバランス)
資産配分の巧拙が投資の収益を決めるとはいっても、資産配分は固定していません。毎日変動するので、全体最適を作るためにはバランスを整えねばなりません。しかし、リバランスにはコスト(税や手数料)が伴います。頻繁にリバランスし過ぎても収益率を下げますし、放ったらかしでは荒れ放題になってしまいます。ルールを作って効率的にリバランスをしましょう。
国際分散投資ステップ4:銘柄を選択する(定量評価)
投資開始の最後のステップはファンドの選定です。ステップ3でどちらを選んだかで異なります。パッシブかアクティブかを未選択の人は、必ず前章に戻って自分の投資流儀を決定してから、ファンド選びに入ってください。ここで選んだファンドを保有期間中もウオッチする必要があることも忘れずに!
資産運用の原則!マイナーな資産に振り向かない
投資に失敗するのは、マーケットに負ける場合と自分から自滅する場合の二つのケースがあります。素人の人が負けるのはほとんどが後者の自滅です。みずから墓穴を掘ってお金を失わないために、してはいけない原則を作りましょう。まず第一はマイナーな資産に振り向かないこと。どんな上手い話にも乗ってはいけません。
外貨預金と国際分散投資は似て非なるもの
海外でお金を運用しようとする人にとって外貨預金は気軽な入り口です。しかし、外貨預金に留まっていては、海外資産の本当の恩恵にあずかることはできません。外貨預金で入門しても、次は国際分散投資に進級して、資産を大きく増やしてください。キーワードは株と不動産なり。
投資の定番はやはり先進国株式にあり
昔ならBRICs、今ではアフリカやアジアを加えたエマージングカントリーが注目されています。日本人の持つ海外資産の多くが、新興国に偏っているのは驚くべきことです。リターンの大きさばかりに目を奪われてリスクに鷹揚になっては危険です。世界分散投資のコアは、やっぱり欧米を中心とした先進国株式であるべきです。
国際分散投資、正しい5つのステップ
これからはだれでも国際分散投資に取り組むべき時代です。その方法を5つの選択肢にしぼってご案内しました。大それたことと尻込みせずに、定期積み立てをするような軽い気持ちで、国際分散投資に取り組んでみましょう。あなたの未来を明るくしてくれるはずです。
人気のブラジルレアル、入れ込み過ぎは危険!
いま売れ筋の投資信託は通貨選択型です。しかも、ブラジルレアル建てが売れに売れています。国際分散、通貨分散という意味では悪いことではありませんが、新興国の一カ国に集中することはいかがなものでしょうか?販売会社の甘い誘いにだまされずに、冷静に世界を見ることが必要です。
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