自主年金を作るために、年率8%のリターンをあげる投資とは何をしたらいいでしょうか?

投資対象は株式

投資は長期間で考えることが大切

投資は長期間で考えることが大切

資本主義の世界でもっとも収益率が高い資産は株式です。これは20世紀の100年間で証明されてしまいました。数十年という期間でくくれば、株式は他の資産に比べてもっとも安全であったともいえます。株式に対する怖れや不安があるでしょうが、その思い込みはこれからご案内する方法論ですっきり解消できるはずです。

株式のリスク

 株式で人が嫌がるのは暴落するときがあるということです。もし許される投資期間が単年度だとしたら、年8%のリターンは確かにとても大変なことです。常に暴落の危険と背中合わせにありながら相場を予測し、一定の方向に賭けながら、その予測がはずれたときのリスクヘッジも怠れません。まるでヘッジファンドのファンドマネージャーのような美技が必要です。素人にはチョット・・・ですね。

長期投資はリスクを下げる

 しかし、期間が30年あるとしたら、8%運用はだれにもまったく簡単なことです。なぜなら、やるべきことはマーケットに居続けることだけだからです。マーケットには暴落もあれば急騰もありますが、10年超の長期でそれらの変動をすべて飲み込んで、平均して8%くらいのリターンを得ることはどんな時代にも可能でした。ですから向こう30年間で平均8%でお金を増やしていくことは株式で十分に可能です。短期的な成果を焦らずに長期投資を心がければ誰にでもOKです。

世界中の株式市場に分散する

 資産形成に長期の視点でのぞむことと、もう一つ重要なのが分散です。個別の銘柄を追いかけて騰落を当てるのは至難の技です。当たることもあるでしょうが、はずれもあります。トータルで利益をあげるのはプロでも大変なことなのす。ですから、個別の銘柄を狙わないでマーケット全体を買っていくことが賢明です。

解説画像

1990年から過去20年間の世界の株価推移

マーケット全体を買うというと、東京証券取引所の全銘柄を買うことと思われるでしょうが、それだけでは不十分です。世界の主要マーケット全体を買っていく、徹底した世界分散が安定したリターンの前提です。もし、日本株しか買っておらず、海外の株式を買っていなければ、この20年間の騰落率はマイナス48%だったのです(TOPIXでの比較)。世界中に分散する事がいかに重要か右の表をご覧ください(各数値は各地株式市場の平均株価を示すインデックスから算出しました。日本大型TOPIX、米国S&P500、欧州DAX、新興国HSI)。

日本に集中せずに、米国、欧州、新興国にも均等の投資をしていれば、ただマーケットに居続けるだけで約2.8倍に資産は増えていたのです。100年に一度の大暴落の直後でも平均5.3%のリターンでした。ですから、国際分散することがとっても大切なのです。

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