堀越 一寿

歌舞伎 ガイド 堀越 一寿

ほりこし かずひさ

歌舞伎の舞台を観劇すること2000回以上。歌舞伎の演技途中に客席からかかる掛け声「大向う(おおむこう)」を担っている。

ガイドからの挨拶

はじめまして。このたび歌舞伎のガイドをつとめることになった堀越と申します。

まずは簡単に自己紹介を。

歌舞伎では演技の途中に客席から「中村屋!」「成田屋!」「待ってました!」などの掛け声がかかります。
その掛け声や、声を掛ける人を「大向う(おおむこう)」と呼びますが、私はその「大向う」をしています。

劇場に通うこと、年間100日以上。
これまでに2000回以上、歌舞伎の舞台を見てきました。

大向うは歌舞伎を400年以上の長きにわたって支えてきた大衆が生んだ“観客の文化”です。その、大向うならではの「楽しむための目線」で歌舞伎をご紹介していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
さあ、はじめましょう。

経歴・バックグラウンド

歌舞伎大向弥生会 会員
東京生まれ。都内電気メーカー勤務。
両親の影響で幼時より歌舞伎に親しむ。
芝居好きが昂じて25歳頃から声を掛けはじめる。
1998年、歌舞伎大向弥生会会長からその熱心さを認められ、同会初の二十代で会員となる。
2001年、当時ホームページに載せた「コクーン歌舞伎 三人吉三」の劇評をきっかけに故・十八代目中村勘三郎の信頼を得て、親交を深めた。

取材記事
『ほぼ日刊イトイ新聞』
「感動を掛け声にのせる、大向うの堀越さん」(2010年)
http://www.1101.com/oomukou/

著作物
『大向うとゆく平成歌舞伎見物』2004年
出版:PHPエル新書
著者:樽屋壽助(ペンネーム)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00799T85I
※Kindle版


経営・所属している企業・団体・協会

歌舞伎大向弥生会
会の名称は初代・中村吉右衛門が命名。
結成から65年の歴史を誇る伝統ある大向う会である。

趣味・特技

歌舞伎大向う