あおき あつこ
博士(食物栄養学)、名誉フードスペシャリスト、実践女子大・短期大学非常勤講師、料理研究家、栄養士、オリーブオイルソムリエ。1997~1998年イタリア・フィレンツェにて料理・語学留学後50回近く渡欧し、各地で料理を学ぶ。国内外での出版著書は現在31冊。セミナー講師・講演・テレビ出演など幅広く活動中。
オリーブオイルの特徴と使い方
16年前にイタリアに初めて留学した時、オリーブオイルの種類の多さと美味しさに本当に驚いてしまいました。オリーブオイルは、実の種類や採れる場所によって、味に違いがあり、フルーティーで風味豊かで、お料理を何ランクも上のお皿へと誘ってくれる魔法の調味料だと知ってから、虜になってしまいました。皆様も是非、その魔法にかかってみてください。
鮭とイカの梅干し醤油風味のリゾット
イタリアでも良く食べられているお料理リゾットは、イタリア語のRisotto(米)+Ottimo(最高)を組み合わせて生まれた名前だと言われています。日本の様に、白米とおかずを一緒に食べると言う習慣ではないので、しっかりとした味付けになっているのが特徴です。醤油と梅干しの香りがパルミジャーノと馴染んだリゾットになっていますので是非お試しください。
焼肉のタレで簡単! 本格ペペロナータ
炒めたパプリカと玉葱をトマトで煮込んだ、イタリア版おふくろの味。熱々でも勿論、冷めても美味しい1品なので、多めに作ってストックしておくのもお勧めです。ご飯の上にのせたり、パスタと和えたり、パンに挟んだりと、色々アレンジして頂きたい、お醤油ベースの焼き肉のタレ風味の前菜です。
味噌風味のカルボナーラ
パスタの定番料理の1つとして、あげられるカルボナーラ。普通は、塩で味を整えるところを、味噌で味を整えました。グルタミン酸の旨味が加わり、慣れ親しんだ味に仕上がっています。
醤油の旨味と柚子胡椒の辛味が加わった和風カポナータ
お野菜をたっぷり食べられるカポナータは、冷蔵庫に常備しておきたい定番イタリアンですね。醤油の風味が野菜の旨味を引き立たせ、柚子胡椒の辛味が味を引き締めたカポナータになっています。
味噌風味の和風ミネストローネ
イタリアの定番料理ミネストローネは、コンソメや塩味で仕上げるのが普通ですが、味付けにコンソメと味噌を使用しました。グルタミン酸の旨味が加わり、後味にどこか懐かしさを感じるスープになっています。
バルサミコ酢の種類と使い方
イタリア語でバルサミコ(balsamico)とは“芳香性の”とか“かぐわしい”と言う意味です。その名の通り、甘いブドウの果汁を煮詰めて木の樽で長期熟成されたバルサミコ酢の豊かな香りは芳醇で気品にあふれ、いつの時代も人々の心を魅了してやみません。17世紀には、媚薬としても人気を集めていたようです。その味と香りに是非酔いしれてみて下さい。
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