住まいのプロが提案「イエコト」
プロが提案!住まいのヒント(11ページ目)
住宅・不動産の専門家たちが、プロならではの住まいのアイデアやヒントをご提案します。住まいのおもしろさを見つけてください。
記事一覧
マンションの耐震改修における現実の壁
ガイド記事平野 雅之比較的大きな地震が相次いだり、首都直下地震や南海トラフ地震などによる大規模災害の発生が危惧されたりして、建物の耐震強度への関心は年々高まっています。ところが、1981年以前に旧耐震基準で建てられたマンションの耐震改修工事はなかなか進展がみられません。補助制度などを導入している自治体でもその利用実績は...続きを読む
不動産売買の「仮契約」と「本契約」
ガイド記事平野 雅之一般の方からの不動産取引に関するご相談で、ときどき目につくのが「仮契約」あるいは「本契約」という表現です。その場合、たいていは手付金を支払ったときが「仮契約」で、残代金を支払って物件の引き渡しを受けたときが「本契約」として認識されているようですが……。しかし、一部の例外的なもの(停止条件付き契約など...続きを読む
不動産業者の善意が買主の誤解を生む!?
ガイド記事平野 雅之中古マンションや中古一戸建て住宅の売買にあたっては、建物の躯体部分以外の付帯設備、つまり給湯器やエアコン、換気扇、照明器具、洗面台などについては、瑕疵担保責任や保証の対象外とすることが一般的です。たいていは「付帯設備状況確認書」などを使い、機器などの「契約時点の状態」について売主から買主へ告知をする...続きを読む
長寿命住宅にふさわしい敷地と建築行政を考える
ガイド記事平野 雅之2007年あたりから「200年住宅構想」の話題がマスコミなどでも大きく取り上げられるようになり、その後2009年6月にスタートしたのが「認定長期優良住宅」の制度です。マンションでは「認定長期優良住宅」の導入がなかなか進んでいないものの、一戸建て住宅では2015年12月末までの累計認定戸数が65万戸あ...続きを読む
一連の住宅構造問題に「国の責任」はないのか?
ガイド記事平野 雅之A元一級建築士による耐震強度偽装事件が大きな社会問題になってから、早くも丸10年が過ぎました。無事に建て替え工事が完了したマンションも、それですべての問題が解決したわけではなく、住民には大きな負担がのしかかったままでしょう。2015年10月には横浜市のマンションで杭打ちデータの偽装が発覚して、マスコ...続きを読む
東京で働くなら「通勤ストレス」は宿命!?
ガイド記事平野 雅之国土交通省鉄道局がまとめた2016年度の「東京圏における主要区間の混雑率」(継続的に統計をとっている31区間における最混雑時間帯1時間の平均)から、ワースト10をピックアップして並べてみると次のようになります。1東京メトロ東西線(木場→門前仲町)199%2JR総武・緩行線(錦糸町→両国)198%3小...続きを読む
固定資産税の課税ミスに不動産業者は気付かない?
ガイド記事平野 雅之固定資産税などの課税ミスについては≪固定資産税の誤課税はなくならない!?≫でもご紹介したとおり、総務省の調査では全国の97%にのぼる市町村で問題が生じています。横浜市で一度に千件近くの課税ミスが発覚した事例もありました。それだけの課税ミス件数があれば、そのなかには誤った課税がされている間に売買された...続きを読む
住宅の引き渡し「現況有姿」のワナ
ガイド記事平野 雅之中古住宅あるいは完成済み新築住宅の売買では、契約書の中に「現況有姿のまま引き渡す」といった条項が記載されていることも多いでしょう。しかし、「現況有姿」(または現状有姿)という用語自体に明確な定義はなく、ケースバイケースで売主や仲介業者に都合よく解釈されている面があることも否めません。一般的には「契約...続きを読む
ティッシュペーパートリビアとパッケージデザイン考察
ガイド記事喜入 時生さまざまなグラフィックデザインが施された「ティッシュ」の箱たち。ティッシュペーパーのパッケージは、「お洒落なインテリア」を一瞬にして普通の部屋に変えてしまうパワーがある気がしませんか?箱の柄が気に入らなかったりロゴを隠したいときにはティッシュケースで覆ったり、来客時には収納して隠してしまう人もいる模...続きを読む
過去のマンションブームの終焉を振り返る
ガイド記事平野 雅之2015年10月に発覚したマンションの杭問題など、いくつかの不安要素を抱えながらも、新築マンション市場そのものは好調を維持しているようです。不動産経済研究所のまとめによれば、首都圏において9月、10月は2か月連続で契約率が60%台に落ち込んだものの、11月には80%台を回復しました。ただし、首都圏の...続きを読む