ミステリー小説
ミステリー小説関連情報(5ページ目)
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記事一覧
山岳ミステリーの新たな名作『聖域』
ガイド記事福井 健太大倉崇裕のプロフィール大倉崇裕は1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒。1997年に「三人目の幽霊」で第4回創元推理短編賞佳作、翌年に「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞し、2001年に短編集『三人目の幽霊』で単行本デビュー。落語をモチーフにした謎解きもの、怪獣マニアの生態を描くア...続きを読む
本格ホラーミステリーの旗手・三津田信三
ガイド記事福井 健太ホラー編集者からミステリー作家へ同人誌に発表する怪奇小説の取材のため、編集者・三津田信三は洋館"人形荘"に住むことにした。ところが周囲に奇妙な出来事が頻発して……。2001年に『ホラー作家の棲む家』で小説家デビューを遂げた三津田信三は、それ以前から〈ワールド・ミステリー・ツアー13〉〈日本怪奇幻想紀...続きを読む
ポール・ドハティの歴史ミステリー
ガイド記事福井 健太"歴史ミステリ御三家"の一人ポール・ドハティロンドン塔の殺人は国際的な大事件の幕開けだった。怪老ロジャー・シャーロットが若き日の冒険を語るシリーズ第1弾。ポール・ドハティは1946年ヨークシャー生まれ。リバプール大学とオックスフォード大学で歴史学を専攻し、博士号を取得してからは歴史教師を経てロンドン...続きを読む
カレル・チャペック入門
ガイド記事福井 健太チェコ文学史上の偉人カレル・チャペックロボットの製造工場で反乱が発生し、団結したロボットたちは人類抹殺に向けて動き出した。機械文明の発達に懐疑を示した歴史的名作。カレル・チャペックは1890年にボヘミア地方で生まれた。カレル大学で哲学を専攻し、フリードリヒ・ヴィルヘルム大学(現在のベルリン大学)を修...続きを読む
ショートミステリーの旗手・蒼井上鷹
ガイド記事福井 健太蒼井上鷹のアーリーワークス蒼井上鷹の記念すべき初単行本。デビュー作「キリング・タイム」と日本推理作家協会賞(短編部門)候補作「大松鮨の奇妙な客」を含む9編を収録している。1968年千葉県生まれ。会社勤務を経て執筆に専念し、2004年に「キリング・タイム」で第26回小説推理新人賞を受賞。翌年には「大松...続きを読む
石持浅海のシチュエーション・ミステリー
ガイド記事福井 健太本格ミステリー界の鬼才・石持浅海アイルランドの宿屋で武装勢力の副議長が殺され、観光に訪れていた日本人化学者が殺人犯を暴く。特異な舞台を生かした記念すべきデビュー作。石持浅海は1966年愛媛県生まれ。1997年に「暗い箱のなかで」が公募アンソロジー『本格推理11』に採用され、同シリーズの常連として活躍...続きを読む
東野圭吾『流星の絆』がついに単行本化!
ガイド記事福井 健太ベストセラー作家・東野圭吾の出来るまで女子高の教師が密室状態の更衣室で殺された。容疑者が次々に浮上し、体育祭のさなかに第2の殺人が発生する。教師の「私」が突き止めた意外な動機とは?東野圭吾は1958年大阪市生まれ。読書とは無縁な学生だったが、高校2年生の時に第19回江戸川乱歩賞受賞作・小峰元『アルキ...続きを読む
恋愛小説と謎解きの結晶『完全恋愛』
ガイド記事福井 健太名脚本家にして推理作家辻真先のプロフィール漫画原作者・石黒竜樹が殺害され、少女漫画家の山添みはるが逮捕された。さらに中学校で密室殺人が発生し、迷コンビが探偵役を買って出るのだが……。辻真先は1932年名古屋市生まれ。名古屋大学文学部卒。NHKでドラマのプロデューサーを務めた後、1962年に脚本家とし...続きを読む
ギルバート・アデアのしわざ
ガイド記事福井 健太メタフィクションの初歩の初歩フィクション(作り話)の一種にメタフィクションと呼ばれるものがある。厳密な定義は極めて厄介だが、基本的には"自己言及的なフィクション"――フィクションであることを自覚しつつ、その仕掛けに細工を凝らしたものと考えれば充分だろう。作家についての物語、読者についての物語、ストー...続きを読む
貴志祐介、3年半ぶりの最新刊
ガイド記事福井 健太天才的"娯楽作家"貴志祐介が出来るまで子供の首吊り死体を発見した保険会社員・若槻慎二は、保険金を執拗に求める両親に疑惑を抱き始める。映画版も話題になった大ヒット作。今回も著者紹介から話を始めよう。貴志祐介は1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部を卒業後、生命保険会社に勤務しながら小説家を志し、19...続きを読む