ワイン
ワイン産地と生産者のレポート(2ページ目)
優れたワインを生み出す生産者をレポート。
記事一覧
ピノ・ノワールの巨匠フーバー
ガイド記事橋本 伸彦『ゴー・ミヨー』最優秀醸造家「ピノ・ノワール種のワインはパワーではなくて、酸とミネラルが肝心」と語るドイツはバーデン地方の生産者ベルンハルト・フーバー氏。彼は2008年版のドイツワインガイド『ゴー・ミヨー』で最優秀醸造家に選ばれている。「私のような若輩がこんな賞をもらうとは、うれしいです」と控え目に...続きを読む
「アッサンブラージュ」とは? ボルドーの秘密
ガイド記事橋本 伸彦<目次>アッサンブラージュとは?ボルドーの公的ワインスクール品種別のサンプル立ち上がる味わいシャトー・パルメイでもアッサンブラージュ日本で確かめるアッサンブラージュ関連リンクアッサンブラージュとは?我々が普段食べているブドウと比べて、ワイン用品種のブドウは粒が小さくて味が濃い。ブルゴーニュワインは一...続きを読む
3つ星店が愛するブルゴーニュワイン
ガイド記事橋本 伸彦ロワゾー帝国は健在ブルゴーニュの3つ星レストラン『ラ・コート・ドール』シェフのベルナール・ロワゾー氏が2003年に亡くなった。奥さんのドミニク・ロワゾーさんは店名を『ル・ルレ・ベルナール・ロワゾー』と改めロワゾー氏の下で20年働いてきたパトリック・ベルトロン氏をシェフとし、レストランをミシュラン3つ...続きを読む
ニュイ・サンジョルジュの魔術師たち
ガイド記事橋本 伸彦飲み応えたっぷりのニュイ・サン・ジョルジュ極上ワインが試飲に供されたブルゴーニュを試飲で縦断する『グラン・ジュール・ド・ブルゴーニュ』で試飲したワインの中から、今回はニュイ・サン・ジョルジュのワインを造っている生産者から、印象に残ったワインを挙げてみよう。フランスはブルゴーニュ地方にコート・ドールが...続きを読む
ブルゴーニュで会ったこの人のワインを飲む
ガイド記事橋本 伸彦ボーヌの街からコートドールを行くブルゴーニュの主要なワインを試飲し尽くす、2年に一度の専門家向けイベント『グラン・ジュール・ドブルゴーニュ』。その起点となったシャブリから100キロメートルほど南東に行くと、ブルゴーニュ最上の生産地が集まるコート・ドール(黄金の丘)と呼ばれる地域がある。コート・ドール...続きを読む
シャネルを着てブドウ畑へ:ルロワ
ガイド記事橋本 伸彦言葉より直感を畑に行くにもシャネルの服を着て行くというラルー・ビーズ・ルロワはこう言った。「ワインの本質に等しい言葉などありません。ワイン自身が畑を物語るのです」ワインの神秘を語る優雅なマダムだが、彼女の純粋な情熱はことワインとなると一切の妥協を許さないのだ。専門家が比喩を並べてワインを語り尽くした...続きを読む
ポルトガルの秘宝『ブサコ』を訪ねて
ガイド記事橋本 伸彦伝説のワイン『ブサコ』を求めてポルトガル視察ツアーに参加した。なぜワインの専門家がポルトガルに行くのか?と素朴な疑問をもつかもしれない。しかし、ポルトガルはワイン造りの歴史も長く、ポートやマデイラをはじめ地方色豊かなワインがある。また、イタリアやスペインと並んで個性豊かな地元ブドウ品種の宝庫なのであ...続きを読む
あの「新樽200%」ワインを超えて
ガイド記事橋本 伸彦新樽から自然派へ10年ほど前にドミニク・ローランのワインと出会った時には驚いた。ブルゴーニュの古老たちを訪ねて買い付けた古木のブドウから造ったワインは桁違いの凝縮感があった。それだけではない。同時にその風味には、オーク新樽の刻印がくっきりと刻まれていたのである。聞けば最上級のワインを熟成させるのに新...続きを読む
アイスワインから辛口までオンタリオの佳酒
ガイド記事橋本 伸彦カナダ大使館でオンタリオ州のワインを利く「カナダでワインなんて造ってるの?」という読者も多いことだろう。アメリカとカナダの国境にある五大湖の北に広がるのがオンタリオ州である。ここのワインを8種類、東京・青山のカナダ大使館で試飲する機会があった。カナダといえば氷結ブドウで造る「アイスワイン」が有名だが...続きを読む
ジャクジーから愛を込めて:クライン
ガイド記事橋本 伸彦すべての電気を太陽光でまかなう世界中の最新鋭ワイナリーでは、ブドウをベルトコンベアで運び、果汁やワインをポンプで移し替え、発酵タンク全体を冷却水で冷やすなど、あらゆる場面で多くの電力を必要とする。そうした中で「使う電気は全てソーラーパネルでまかなう」というのは、カリフォルニア州のソノマ地区にある『ク...続きを読む