自動車保険/自動車保険関連情報

型式別料率クラスってな~に?

このところ型式別料率クラス制度を採用している保険会社が増えました。今までの自動車保険と仕組みがどのように違うのか?最近の自動車保険料率事情を見てみましょう

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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この春自動車保険の参考純率が改定されました。各保険会社も特に昨年位からこの4月にかけてあれこれと自社の自動車保険を改定しています。

最近特に変わってきたのが、型式別の保険料率体系に変わってきたことです。

保険会社によっては数年前から取り入れていたところもありますが、特に昨年位から導入するところも増えて、この春にかけてかなりの数の保険会社がこの型式別の料率クラスを採用しています。具体的に見てみましょう。

排気量別の保険料率

賠償料率クラス → A B C Pクラス
車両料率クラス → 1~9クラス

この方式は自由化前からあったもので、賠償料率クラス(対人賠償保険・対物賠償保険や搭乗者傷害保険など)と車両料率クラス(車両保険)に分かれていました。

車両料率クラスは型式から決められており、1~9クラスにランクが分かれています。1が一番安く、9が一番高い料率になります。

また常に固定されているわけではなく、5クラスだった車種が前年事故が多かったため翌年は6クラスで値上げになったり、逆に前年事故が少なかったので翌年は4クラスで値下げということもあります。

賠償料率クラスは総排気量別(自動車検査証上)に定められており、
A 1500CC以下
B 1500CC超~2500CC以下
C 2500CC超
P 2500CC超の自家用小型乗用車(ディーゼル車・天然ガス車)

というように決められています。ですから賠償料率クラスは事故が多いあるいは少ないという理由で変わることはありません。

また型式が違っても排気量及び契約条件が同じで、車両保険を付けない場合には保険料は同じでした(安全装備を考慮しない場合)。


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