ノンフリート等級制度
一般的に私たち個人が契約する自動車保険の割引はノンフリート等級制度によって割引率や割増率が決まってきます。原則は保険期間中に事故が1回あれば3等級加算して、無事故であれば1等級減じます。
つまり現在12等級で1度事故があれば翌年は9等級になり、無事故であれば13等級になってさらに割引率が進みます(最大20等級まで割引が進む)。
但し例外もあってノーカウント事故(保険事故にカウントされない)や等級据え置き事故(等級がそのまま翌年も据え置き)などもあります。
等級はいつ上がるのか?
それでは保険料の割引・割増はいつ決まるのでしょうか?これは最終的に保険金などが確定してから自動車保険を使うかどうか決めればいいので、それまでの間保険会社に事故処理で動いてもらっていても問題はありません。事例の中でAさんが勘違いしていたように保険会社に連絡したからとか保険会社に動いてもらったからといってその瞬間に等級が上がるわけではありません。
相手と交渉した結果過失割合が決まり、仮に自分の過失分が金額にして3万円で計算してみたら自動車保険を使わない方が特だから保険は使わないことにするとしても翌年の保険料が事故の影響で高くなることはありません。
このように必ずしも「保険を使うこと(保険料が上がること)」=「保険会社に事故の解決の為に動いてもらうこと」ではありませんので是非覚えておいてください。
[今日の教訓] どんなに小さな事故でもまずは保険会社に相談しよう! |