Q. 家族から車を譲り受けた場合、自分の保険はそのまま使える?

A. 車を入れ替えるだけで現在の保険はそのまま使えます。ただし条件があります。

現在は自分の車で保険契約中。でも家族から車をもらうことになった。こんなときどうする?

現在は自分の車で保険契約中。でも家族から車をもらうことになった。こんなときどうする?

家族から車を譲られるのはよくある話。でも自分で車に乗っており保険に加入中で、しかも大きな等級だった場合、どうすればよいのでしょうか?「できればこのまま自分の等級を生かしたい」というのが一般的でしょう。

もらった車でもともとの保険を生かすには、これまで乗っていた車を売却、譲渡、あるいは廃車にすることなどが条件となります。基本的な車両入れ替えの手続き(車検証の名義変更など)をし、保険会社の指示に沿えばOKです。

Q. 家族から車と一緒に保険も引き継ぐには?

A. 同居の家族であることが第一条件。車と保険をもらう人が、現在保険に入っている場合、その等級も影響してきます。

「もう車に乗らないから、車と保険を譲ってあげる」といわれるケースがあります。もらう側のメリットは車の取得費用が不要になる、保険の等級で割引の恩恵を受けられる……とさまざま。しかし等級継承には条件があります。

まずは同居の家族であること。車両の譲渡は別居でも可能ですが、保険の等級継承は同居の親族(または配偶者、配偶者と同居の親族)に限られます。例えば、遠く離れた場所に住んでいる孫に等級は継承できません。

なお、等級は7等級以上でなければ割引率が大きくならないので、等級継承しても意味はないでしょう。

また、もらう側の保険加入状況にも左右されます。過去に保険契約がなければそのまま等級継承に問題はありません。しかし現在加入中で5等級以下だった場合は注意が必要です。単なる増車扱いなら問題ありませんが、これまでの保険を解約、となると話はかなり変わります。5等級以下の場合、保険会社によっては契約解除され、保険金が下りないことも。該当する人は契約中の保険会社にしっかり確認したほうがよいでしょう。

Q. 同居の親の保険を18歳の子どもが利用できる?

A. どこの保険会社でも「はきだし新規」という方法を使えば、保険料を抑えられる可能性があります。

若い人は年齢条件で保険料が高くなる傾向にある

若い人は年齢条件で保険料が高くなる傾向にある

「はきだし新規」を使うには次の条件が必要です。まずは同居の親族間であること。同居なら子どもでも甥や姪でも使うことができます。次に、以前からある車の等級が大きいものであること。7~10等級なら若干安くなる程度ですが、20等級の場合にはかなりの効果が得られます。

手続きの流れは以下の通りです。

1. 親の保険で現在の車Aと新規に買った子どもの車Bとを車両入替する
2. その後、親の保険の契約者、記名被保険者を同居の子どもに変更
3. 親の車Aは親の名義で新規で加入する

これによって保険料はおおよそ次のように変化します。

●通常の契約

子ども新規6等級+親の20等級=トータル保険料25万円
 ↓
●はきだし新規にて契約

子ども20等級+親新規6等級=トータル保険料20万円

金額はあくまでイメージで、具体的な金額は諸条件で変わりますが、おおよそ上記程度の効果が期待できます。詳細は保険会社にお尋ねください。

Q. 家族から車の譲渡、等級継承ができないケースは?

A. 等級継承には条件がいくつかあります。まずは「同居」が最も重要な前提条件です。

保険契約上の同居とは以下のような状況です。
・契約者と同居の親族
・契約者の配偶者(内縁も可)
・配偶者の同居の親族

お父さんが単身赴任先の遠方で保険契約していても、実家に残っている奥さんやお子さんには等級継承ができる仕組みです。ただし、5等級以下のデメリット等級の場合は継承しても保険料は安くならないので注意が必要です。

家族間の車両入替でも、押さえておくべきポイントがあります。
・新たに車を取得した場合は可能
・車を廃車にする場合は可能

家族同士の車両入替は上記が前提です。家族間で単に車を入れ替えるという場合はNGとなります。

以上を確認しながら、できるだけ有利な条件で保険契約を進めてください。

※こちらで取り上げている内容は全て基本的な情報です。詳細は保険会社ごとに異なりますので、代理店窓口、ヘルプデスクなどにお問い合わせください。

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