自動車保険/疑問解決!自動車保険Q&A

見知らぬ愛車のキズ! 車両保険で補償される?(2ページ目)

車を駐車場に停めて、用事を済ませて、駐車場に戻ったら愛車に見慣れないキズが……! 事故ではないこんな時、車両保険を使って保険金で修理できるのでしょうか? 気になるポイントを解説します。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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エコノミータイプでは保険を使えない場合も

万一の場合に備えて、万全の補償を受けられる保険に加入しておきたいものです。

万一の場合に備えて、万全の補償を受けられる保険に加入しておきたいものです

「エコノミータイプ」の保険料が安いのは、車同士の事故の場合、相手が確認できる事故であることが保険金支払いの条件になっているからです。

もし、「愛車のキズがドアがへこんでいる」「ライトが割れている」など、明らかにほかの車につけられたものなのに、相手が逃げてしまい特定できない場合、エコノミータイプではキズの補償はできません! いたずらや落書きレベルなら補償可能ですが、損害が大きくなると補償範囲外になってしまうのです。

新車や価値の高い車などの場合は、一般タイプの保険に入っておくことをオススメします。

「キズ」「落書き」で保険を使えば、翌年の保険料が高くなる

車両保険に加入しているからといって、まだまだ安心はできません。車両への落書き、キズやいたずら、盗難などで保険を使うと「1等級ダウン事故」となり、翌年は保険料がアップしてしまうのです!

1等級ダウン事故には、ほかに以下のものがあります。
・火災
・爆発
・窓ガラス破損(飛び石、落下物など)
・盗難
・落書き
・いたずら
・騒じょう等に伴う暴動行為、破壊行為
・台風
・竜巻
・洪水
・高潮

これらは自分で回避できるものは少なく、偶発的に遭遇してしまう事故が大半です。なお、火災や爆発、窓ガラスの破損で他物との接触、衝突事故によるものは除かれます。

盗難や台風、洪水などに愛車が巻き込まれたら、被害も甚大です。翌年の保険料がアップしても、保険を使う意味は十分にあります。しかし、「いたずら」「落書き」による被害で、数万円程度で修理できてしまう場合、翌年の保険料との差額をよく確認してから使うことをオススメします。

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