そこで今回は、物損事故における損害賠償の範囲についておさらいしてみましょう。(前回の記事はコチラ)
モノの損害だけではありません
立体構造の高速道路を補修するだけでも、かなりの金額になりそうです・・・ |
ここで補償の対象となる損害については、大きく(1)直接損害(積極損害ともいいます)と(2)間接損害(消極損害ともいいます)の2つの種類に分けることができます。
(1)直接損害は、事故に遭わなければ支払う必要がなかった費用を負担することによる損害をいいます。
(例)
・車両など財物の修理費用
・代車費用
・レッカー代
・全損の場合の車両評価額
(2)間接損害は、事故に遭わなければ得られたであろう経済的利益を失ったことによる損害をいいます。
(例)
・店舗などの休業損害
・タクシー、トラックなどの休車損害
・列車と接触事故を起こしたことによる遅延損害
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