自動車保険/自動車保険関連情報

対物無制限は必要ですか?

首都高で発生したタンクローリーの横転炎上事故。一体どのような損害が発生しているのでしょうか?

執筆者:松本 進午

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首都高で発生したタンクローリーの横転炎上事故をみて、「この事故で一体いくら損害賠償を請求されるんだろう・・・?」と思った方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、物損事故における損害賠償の範囲についておさらいしてみましょう。(前回の記事はコチラ

モノの損害だけではありません

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立体構造の高速道路を補修するだけでも、かなりの金額になりそうです・・・
自動車による事故で、他人のモノ (たとえば自動車、建物、ガードレールなど) に損害を与え、法律上の賠償責任を負った場合、その損害は対物賠償保険によって補償されることになります。

ここで補償の対象となる損害については、大きく(1)直接損害(積極損害ともいいます)と(2)間接損害(消極損害ともいいます)の2つの種類に分けることができます。

(1)直接損害は、事故に遭わなければ支払う必要がなかった費用を負担することによる損害をいいます。

(例)
・車両など財物の修理費用
・代車費用
・レッカー代
・全損の場合の車両評価額


(2)間接損害は、事故に遭わなければ得られたであろう経済的利益を失ったことによる損害をいいます。

(例)
・店舗などの休業損害
・タクシー、トラックなどの休車損害
・列車と接触事故を起こしたことによる遅延損害


首都高の事故ではどんな損害が? 次のページへ>>
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