自動車保険/自動車保険関連情報

飛び石で車体に傷! 車両保険は使える?

自動車事故で、不可抗力としか言いようのないのが「飛び石」による被害です。走行中、どこからか石が飛んできて車体のボンネットやガラスが破損するケースは不運としか言いようがありません。こんな時、保険を使うことができるのでしょうか?

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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飛び石で愛車に傷がついた……

ある日、高速道路を走っていると、突然の衝撃音が! 車体の一部がへこんでいたり、窓ガラスにヒビが入っていたりと「飛び石」が被害を及ぼすケースがあります。

前を走る車に修理してもらえる?

飛び石はどの車がハネた石か特定ができません

飛び石はどの車がハネた石か特定ができません。

道路を走っていると、どこからともなく石などが飛んできて車のボディや窓ガラスなどに当たった、というケースがあります。

当たったのがちょっとした小石程度のものであれば、それほど大きなダメージにはならないかと思います。ただ運悪く、高速道路を走行中に、他の車両が跳ね上げた石がフロントガラスに当たったなどといった場合には、修理にそれなりの費用がかかります。こんなとき、前を走る車の保険などで修理してもらえるのでしょうか?

残念ながらそれは難しいのが現状です。本当に前方を行く車が跳ね上げた石なのかの特定が難しく、自分で対処するしかありません。

車両保険は使える?

結論からいえば車両保険は使えます。車両保険は次の2つが主流です。

●一般タイプ
相手の有無に関わらず車両保険は使える。

●エコノミータイプ(車対車+A)
単独事故、当て逃げなどの事故で相手がわからなければ補償不可。しかし車同士の事故や火災・爆発、他物の飛来・落下、盗難、台風・たつ巻・洪水・高潮、いたずら・落書き・窓ガラスの破損、騒じょう・労働争議などについては補償。

上の2つのタイプ、いずれに加入していても飛び石でのガラス破損は補償されることになります。

等級はどうなる?

修理費を保険でカバーするかどうかは計算次第です。

修理費を保険でカバーするかどうかは計算次第です。

現状(2015年6月時点)では、窓ガラスの破損や他物の飛来・落下で車両保険を使うと1等級ダウン事故となります。また事故あり係数適用期間が1年加算され、保険料はアップします。

翌年は保険料がアップしてしまうため、翌年以降の保険料を試算し、修理費用と比較しましょう。場合によっては保険を使わないで自費で修理したほうがおトクというケースもあります。

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