銀行の振込手数料が高い!? 安くなる法則をチェック!
銀行の振込手数料が高いと感じているアナタへ、振込手数料はネットからが割安。無料にできる銀行もチェック!
- 手数料の高いほうから安いほうへ並べると、窓口で振り込む→ATMで現金を振り込む→ATMでキャッシュカードを使って振り込む→インターネットバンキングで振り込む、の順
- 振込金額が3万円未満だと手数料が安くなる
- 他行に振り込むより、同じ銀行に振り込むほうが手数料は安くなる
とはいえ、現実には、手数料の高い他行振込をせざるをえないケースが多いものですね。この他行振込を、無料でできる銀行があります。
ネットでの他行振込手数料が無料になる銀行
住信SBIネット銀行、ソニー銀行、新生銀行、楽天銀行は、ネット振込なら、毎月あたり一定の回数、他行振込手数料が無料になります。家賃など毎月振込がある人には便利ですね。ただし面倒なことが一つ。給料が振り込まれるのが別の銀行だと、そこからいちいち、これらの銀行にお金を移す必要があります。楽天銀行の場合は、そもそも給与振込口座に指定するのが無料になる条件です。思い切って、これらの銀行のどれかを給与振込口座にしてしまうのも手ですが、以下のような技もあります。
他行振込手数料を無料にする技
他行振込手数料が無料になる銀行に口座を開き、手持ちの預金やボーナスを利用して、半年から1年分の振込用のお金を一度に入金しておくのです。ちなみに住信SBIネット銀行は、セブン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMから、取引状況に応じて一定回数、無料で入出金できます。ソニー銀行は、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMといったコンビニATMに加えて、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、イオン銀行のATMでも無料で入金できます。新生銀行はセブン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATMなどから無料で入金できます。楽天銀行は3万円以上なら、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATMなどで無料、3万円未満でも取引状況に応じて最大月7回までは無料で入金できます。
家賃などを例えば毎月7万円を振り込んでいる人なら、6カ月分の42万円を入金しておき、ここから毎月ネット振込すれば手数料は無料。他行振込手数料として1回440円払っていたとすると、6カ月で2640円、1年で5280円を払わずに済むことになります。数年にわたって振り込み続けるような家賃などなら、かなりの金額を得することに!
振込手数料でお金が目減り? この技で防げます!
この技を使う際には、次の点に注意してください。毎月の振込分をあらかじめ別の口座にとっておくので、毎月のお給料からその分が浮くということ。「今月は余裕があるな」なんて、その分のお金を使っては元も子もありません。同じ金額を毎月貯めるようにしてください。貯めたお金は次の振込用にすれば、うまく回っていきます。
毎回、ATMでお金を移してもいいけれど、半年か1年に1度、お金をまとめて移しておけば、手間いらずで振込手数料無料のメリットを利用できます。
都市銀行の振込手数料
2021年11月20日時点。消費税込。自行は他支店宛て、同一支店は含まず。電信扱い。三井住友銀行のネット振込は2022年1月17日から、振込金額3万円未満は165円、3万円以上は330円に改定予定。現在は改定後の手数料との差額を返金
振込手数料は、利用する銀行や振込方法で、かなり差があります。もっと安くしたり、無料にだってできないことはないのです。そして回数を重ねれば、その差はけっこうな金額になります。いつもの振込習慣を一度、見直してみてくださいね。
【関連記事】