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銀行の振込手数料が高い!? 割安・無料にする法則!

銀行の振込手数料が高い!と思っているアナタへ、手数料をもっと安くしたり無料にする技をご紹介します。各銀行の振込手数料の徹底比較をチェックし、振込手数料を安くする法則を知って、自分のお金が目減りするのを防ぎましょう。

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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銀行の振込手数料が高い、と思っている方は少なくないでしょう。都市銀行でもっとも高くなるパターンの「窓口で、3万円以上を、他行宛てに振り込む」とすると、なんと770円から880円もの振込手数料を払うことに! 銀行の振込手数料が安くなる法則とは?
   

銀行の振込手数料が高い!? 安くなる法則をチェック!

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銀行の振込手数料が高いと感じているアナタへ、振込手数料はネットからが割安。無料にできる銀行もチェック!

振込手数料は銀行ごとに違いますが、大まかに次のような法則があります。
  • 手数料の高いほうから安いほうへ並べると、窓口で振り込む→ATMで現金を振り込む→ATMでキャッシュカードを使って振り込む→インターネットバンキングで振り込む、の順
  • 振込金額が3万円未満だと手数料が安くなる
  • 他行に振り込むより、同じ銀行に振り込むほうが手数料は安くなる
振込用紙が指定されているなど、窓口しか利用できない場合は別として、振込にはATMかネットを利用するのが鉄則。また、振込先として複数の銀行が指定されているなら、自分の口座がある銀行を選ぶのも基本です。

とはいえ、現実には、手数料の高い他行振込をせざるをえないケースが多いものですね。この他行振込を、無料でできる銀行があります。
 

ネットでの他行振込手数料が無料になる銀行

振込手数料

2021年11月20日時点。手数料は消費税込み。楽天銀行はハッピープログラムへのエントリーが必要

住信SBIネット銀行、ソニー銀行、新生銀行、楽天銀行は、ネット振込なら、毎月あたり一定の回数、他行振込手数料が無料になります。家賃など毎月振込がある人には便利ですね。

ただし面倒なことが一つ。給料が振り込まれるのが別の銀行だと、そこからいちいち、これらの銀行にお金を移す必要があります。楽天銀行の場合は、そもそも給与振込口座に指定するのが無料になる条件です。思い切って、これらの銀行のどれかを給与振込口座にしてしまうのも手ですが、以下のような技もあります。
 

他行振込手数料を無料にする技

他行振込手数料が無料になる銀行に口座を開き、手持ちの預金やボーナスを利用して、半年から1年分の振込用のお金を一度に入金しておくのです。

ちなみに住信SBIネット銀行は、セブン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMから、取引状況に応じて一定回数、無料で入出金できます。ソニー銀行は、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネットATMといったコンビニATMに加えて、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、イオン銀行のATMでも無料で入金できます。新生銀行はセブン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATMなどから無料で入金できます。楽天銀行は3万円以上なら、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATMなどで無料、3万円未満でも取引状況に応じて最大月7回までは無料で入金できます。

家賃などを例えば毎月7万円を振り込んでいる人なら、6カ月分の42万円を入金しておき、ここから毎月ネット振込すれば手数料は無料。他行振込手数料として1回440円払っていたとすると、6カ月で2640円、1年で5280円を払わずに済むことになります。数年にわたって振り込み続けるような家賃などなら、かなりの金額を得することに!
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振込手数料でお金が目減り? この技で防げます!

わざわざ振込用にまとまったお金を別にするくらいなら、そのお金を定期預金にしたら?と考える人もいるかもしれません。振込用の42万円を、今の時点で定期預金として、かなり高めの金利0.1%で預けたとしても、半年間で付く利息は210円(税引き前)。払わずに済んでお得になる振込手数料の10分の1以下です。低金利の時代には、手数料のほうが高くなってしまうのです。

この技を使う際には、次の点に注意してください。毎月の振込分をあらかじめ別の口座にとっておくので、毎月のお給料からその分が浮くということ。「今月は余裕があるな」なんて、その分のお金を使っては元も子もありません。同じ金額を毎月貯めるようにしてください。貯めたお金は次の振込用にすれば、うまく回っていきます。

毎回、ATMでお金を移してもいいけれど、半年か1年に1度、お金をまとめて移しておけば、手間いらずで振込手数料無料のメリットを利用できます。
 

都市銀行の振込手数料

振込手数料

2021年11月20日時点。消費税込。自行は他支店宛て、同一支店は含まず。電信扱い。三井住友銀行のネット振込は2022年1月17日から、振込金額3万円未満は165円、3万円以上は330円に改定予定。現在は改定後の手数料との差額を返金

都市銀行も、やはりネット振込が割安です。しかし中には、ネットはどうも苦手という人もいるかもしれません。そんな人は、ATMからキャッシュカードで振り込むようにしてください。手持ちの現金を振り込むときは、一度、自分の口座にお金を入金してから、キャッシュカードを使って振込を。これだけで100~200円くなる銀行が多いのです。自分の口座への入金も、振込も、どちらも目の前のATMで同時にできるのですから、これくらいは実行しましょう。なお10万円を超えると、そもそも現金ではATMからの振込はできません。

振込手数料は、利用する銀行や振込方法で、かなり差があります。もっと安くしたり、無料にだってできないことはないのです。そして回数を重ねれば、その差はけっこうな金額になります。いつもの振込習慣を一度、見直してみてくださいね。

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