銀行窓口で他行宛てに振り込むと手数料が800円超?!

銀行の振込手数料は、振込先や振込金額、振込方法によって異なります。従来からの都市銀行や地方銀行には次のような傾向があります。

・同じ銀行でも別の支店だと手数料がかかる
・他の銀行への振込はさらに手数料が高い

 
他行宛ての振込手数料を無料にする方法

他行宛ての振込手数料を無料にする方法




つまり、同じ銀行の同じ支店宛て≦同じ銀行の別の支店宛て≦他行宛ての順に高くなります。

・3万円を境に手数料が上がる銀行が多い
振込金額が3万円未満≦振込金額が3万円以上
3万円よりも振込金額が大きいと手数料が高くなります。

・振込方法ではインターネットバンキングが一番、安い
インターネットバンキングでの振込≦キャッシュカードでのATM振込≦現金でのATM振込≦窓口での振込の順に高くなります。もっとも手数料が安くすむのはインターネットバンキングでの振込、同じATM振込でもキャッシュカード利用と現金では現金が高く、窓口での振込は一番、手数料が高くなります。

家賃や会費などの振込は、他行宛てのことが多いと思われますから、他行宛ての振込手数料を中心に見ていきましょう。

ちなみに都市銀行や地方銀行では、通常の他行宛て振込手数料は、次のような設定がほとんどです。
 

振込方法と振込金額による他行宛て振込手数料

  • 窓口で振込:振込金額3万円未満 648円 振込金額3万円以上 864円
  • 現金でATM振込:振込金額3万円未満 432円 振込金額3万円以上 648円
  • キャッシュカードでATM振込:振込金額3万円未満 216円 振込金額3万円以上 432円 
  • インターネットバンキングで振込:振込金額3万円未満 216円 振込金額3万円以上 432円 
3万円以上を窓口で振り込むと、なんと864円もかかってしまいます。キャッシュカードでのATM振込やインターネット振込でも、振込金額が3万円以上なら手数料は432円です。振込手数料には消費税がかかり、紹介した手数料はすべて8%の消費税込の金額です。消費税が10%になれば、その分もっと高くなります。

この他行宛て振込手数料を無料にしている銀行があります。
 

他行宛て振込手数料が無料の銀行

振込手数料を安く設定しているのがインターネット専業です。住信SBIネット銀行の場合は次の通りです。
  • 住信SBIネット銀行間での振込は無料
  • 他行宛て振込は預金残高などにより最大で月15回まで無料
  • 他行宛て振込の無料回数を超える分は振込金額にかかわらず手数料154円(税込)
住信SBIネット銀行はインターネット専業銀行ですから、振込はパソコンやスマートフォンを使ったインターネットバンキングまたはテレフォンバンキングで行います。店舗はなく、ATMでの振込はできません。都市銀行などと比べると、他行宛て振込手数料に無料回数が設定されていて、それを超えても一律154円というのはおトクですね。

やはりインターネット専業銀行のソニー銀行でも、他行宛て振込手数料が月1回無料。さらに残高に応じて最大で月11回まで無料。無料回数を超えた分は振込金額にかかわらず216円。またソニー銀行では、三井住友銀行ATMでソニー銀行のキャッシュカードを使った他行宛て振込ができます。この場合はATM手数料は月4回まで無料、三井住友銀行の所定の振込手数料がかかります。

もう一行、振込手数料が無料になるインターネット専業銀行を紹介しましょう。楽天銀行では、楽天銀行で給与を受け取ると他行宛て振込手数料が月3回無料になります。

さて、条件付きですが、都市銀行の中にも他行宛て振込手数料を無料にしているところがあります。みずほ銀行と三菱UFJ銀行です。
 

口座残高50万円以上なら他行宛て振込が無料に

みずほ銀行では、みずほマイレージクラブ(みずほ銀行に口座を持つ人が無料で申込めるサービス)に加入して合計月末残高50万円以上なら他行宛て振込手数料が月1回まで無料です。また、投資信託や外貨預金などの残高がある、住宅ローンの残高があるなどの場合は、月4回まで無料になります。

いずれも、みずほダイレクト(インターネットバンキング)、みずほ銀行ATM、イオン銀行ATMを利用して振り込んだ場合です。みずほ銀行ではイオン銀行ATMも利用できます。

みずほ銀行の特徴は、手数料無料の振込がATMでもできること。月末残高50万円は、それほど高いハードルではないですね。みずほ銀行に口座をもっているなら、利用しない手はありません。

三菱UFJ銀行でも、メインバンクプラスという会員サービス(三菱UFJ銀行に口座を持つ人が無料で申込める)に加入し、条件に当てはまれば他行宛てネット振込手数料が月3回まで無料になりますが、預金残高500万円以上または住宅ローン残高500万円以上と、みずほ銀行に比べるとハードルが高くなっています。

他行宛て振込手数料が無料の銀行を上手に活用したいものですが、給与振込などで日常的に利用する銀行が別の場合、お金をどうやって動かすかが問題です。
 

手数料無料の提携ATMを活用

住信SBIネット銀行は、ゆうちょ銀行ATMやコンビニATM(セブン銀行、ローソン、イーネット)から無料で入金できるので、まずこれらのATMを使って現金を住信SBIネット銀行の口座に入金しておけば、住信SBIネット銀行のインターネットバンキングで振り込めます。

ソニー銀行は、ゆうちょ銀行ATM、コンビニATM(セブン銀行、ローソン、イーネット)のほか、三井住友銀行、三菱UFJ銀行のATMからも手数料無料で入金できます。給与振り込みが三井住友銀行や三菱UFJ銀行の人は、ソニー銀行口座へのお金の移動が無料でできて便利ということですね。家賃など月1回の振込なら、ソニー銀行に口座を作れば手数料無料の他行宛て振込が利用できます。

みずほ銀行は、通常はコンビニATM(セブン銀行、ローソン、イーネット)を使うと手数料がかかりますが、みずほマイレージクラブに入会し月末合計残高30万円以上なら、曜日・時間にかかわらずコンビニATMの手数料が月4回まで無料になります。みずほ銀行ATM、イオン銀行ATMの時間外手数料も無料になります、コンビニATMやみずほ銀行ATMから入金できます。

このようにして、他行宛て振込手数料が無料の銀行にお金を入れて、そこから振り込めば、振込手数料を払わずに済みます。

インターネット専業銀行や流通系の銀行では、都市銀行よりも振込手数料が安いところが多いので、こういった銀行を利用する方法もあります。代表的なところを紹介しましょう。
 

ネット銀行の振込手数料の例

●ジャパンネット銀行(インターネット振込)
ジャパンネット銀行間の振込 54円
他行宛て3万円未満の振込 172円
他行宛て3万円以上の振込 270円

●セブン銀行(インターネットまたはATM振込)
セブン銀行間の振込 54円 
他行宛て振込 金額にかかわらず216円

●イオン銀行(インターネット振込)
イオン銀行間の振込 無料
他行宛て振込 金額にかかわらず216円

手数料が無料だったり安く済む振込方法を利用するには、自分の生活圏に手数料無料で利用できるATMがある銀行を選んで活用するのがコツです。

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