銀行・郵便局/ゆうちょ銀行の取扱い商品

民営化から1年、ゆうちょ銀行をどう使う?(2ページ目)

郵便局の民営化によって2007年10月に誕生した、ゆうちょ銀行。あなたはどう付き合っていますか? 使う側にとってメリットのある、ゆうちょ銀行の特徴を紹介します。

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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定額貯金は、金利の先行きが不透明なときに利用価値大

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経済は、予想外の展開をすることも多いもの。

なんといっても一番の特徴は、最長10年という長期の固定金利商品でありながら、預けて6ヶ月を過ぎれば、いつでも解約ができることです。6ヶ月以上たって、もし金利が上がっていたら、金利の高くなった定額貯金に再び預け直してもいいし、ほかの商品に預け替えてもいい、乗換えができるのです。注意したいのは、金利が上昇している局面で預けっぱなしにしておくと、当初の低い金利で固定されて不利になる点。金利が大幅に上がったときは、預け替えを。逆に金利が下がったときは、解約せずにそのまま持っていたほうが当初の金利をキープできて有利です。

ここで私の失敗談をひとつ。今から15年くらい前のことです。日本は低金利への道をまっしぐら。1990年台初頭に5%を超えていた預金金利は、あれよあれよという間に3%を割り込みました。3%以下なんて当時は信じられないような低金利の感覚。(先月、「高金利のネット定期は、予算と期間で選べ!」という記事で、1%のネット定期を紹介しましたが、1%が高金利になるほど、その後の金利は「超」が付くさらなる低金利に)。

新聞や雑誌では、低金利だから短期の預け入れで様子をみようと盛んに報道されました。これは理屈では正しいのです。私自身もそういう記事を書き、自分のお金も短期の定期預金に。その結果、悲しいかな満期のたびに預金金利はどんどん下がっていったのです。逆に世間一般の常識に反して、長期の固定金利商品、たとえば定額貯金などに預けた人は、その後の10年、他の人よりたくさんの利子をもらって笑うことになりました。なぜこんなことが起きたのでしょうか?

低金利のときは変動金利や短期の商品に、高金利のときは長期の固定金利商品に預けた方が有利、この考え方は正しいのですが、実際の損得とは必ずしも一致しません。なぜなら金利が高いか低いかは相対的なもので、株価もそうですが、いつが底でいつが天井だったかは時間がたってみなければわからないからです。このときの経験から、先行きが読めないときには、手持ちのお金の一部を融通のきく商品や性格の違う商品、例えば定額貯金などに預けておくのも分散になると考えるようになりました。

では、いったいどんなお金を預けるのに向いているのでしょうか?
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