抽象的な理屈では分かりにくいので、この際は実在の運用報告書を端から端まで読みこなしながら、投資信託を正しく理解しましょう!
旗艦ファンドといわれたフィデリティ日本成長株
運用報告書を読みこなせれば、あなたも投資信託の達人となったようなもの! |
運用報告書とは、決算期ごとに運用会社が投資家に向けて発行する小冊子です。投資信託を購入するときに交付される目論見書は抽象的で難解ですが、こちらの運用報告書は具体的に書いてあるので、まだ分かりやすいと思います。とはいえ、全体で18ページもありますので、表紙から順番に読みこなしていきます。付いてきてくださいね<笑>
最近はWeb上で運用報告書を公開している運用会社も多く、年に1回の報告だけでなく、毎月あるいは毎週の運用報告書を公開する会社もあります。買った後の確認のためだけでなく、買う前の品定めとしても有効な情報がたっぷり盛り込まれています。
表紙に書いてあるファンドの仕組み
表紙の左側に、「当ファンドの仕組みは次の通りです」と書いた下に表が貼ってあります。これは投資信託の概要です。これを読むと、おおよその性格、タイプが分かります。その記載事項は、次の6点です。●商品分類
●信託期間
●運用方針
●主要運用対象
●組入制限
●分配方針
まず運用報告書の表紙でその投資信託の概要が把握できる。しかし、建前的に書いてある部分もあるので、詳細は別のページで再チェックしなければならない。 |
表紙の記載事項、ひとつひとつについて次のページで見ていきましょう!