株価変動に対するリスク・マネジメント
日本での長期投資のパイオニア、澤上篤人さんは、これから10年で富の所有者は激変すると説いています。 |
その対応策としては二つ。十分に調査したうえで確信をもって銘柄を選ぶことか、銘柄リスクを避けて市場全体に投資する(投資信託やETFで)かのどちらかです。
確信を持って銘柄を選ぶ主な方法には、ファンダメンタル派とテクニカル派があります。ファンダメンタルとは企業の実力を正確に測って適正株価からかい離している銘柄を狙う方法であり、テクニカルとはチャート分析により株価の動きの中から、上がる銘柄上がるタイミングを知ろうとする方法です。
市場全体に投資するにも、アクティブ派とパッシブ派があります。アクティブ・ファンドは追加的なコストを払っても市場を上回るリターンを得ようとする積極的な投資信託であり、パッシブ・ファンドはコストを抑えて市場平均のリターンを実現しようとする防衛的な投資信託です。
もし、株価変動に対する対応をしないまま確信の持てない銘柄株を損失含みで抱えている人がいたら、勇気をふるって処分することをお勧めします。そしてこんな失敗をもうしないことを誓うのです。そうすれば、その損失は大きな授業料となって、後のあなたの運用で戻ってくることでしょう。
あなたは失敗から学ぶことができます。いつでも!
○ ○ ○ 長期投資のバックナンバー ○ ○ ○
・果報は寝て待て?長期投資のすすめ
・長期投資は良いの?悪いの?どっちなの?
・長期投資はリスクを減らし資産を増やす!
・長期投資はリスクを減らさない
・毎月3万円の投資を習慣にしよう!