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釣り保険、釣りのどんなときに役に立つの?(2ページ目)

今の季節のレジャーにはもってこいの「釣り」ですが、釣竿が壊れる、足場の悪いところでケガをした、海に落ちて遭難したなど危険もいっぱいあります。そんなときのための釣り保険について考えてみましょう。

平野 敦之

執筆者:平野 敦之

損害保険ガイド

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釣り保険の代わりの保険は?

釣り(つり)保険
釣り保険がなかったら、どのような保険に入ればいいのでしょうか?
釣り保険がないといっても、釣りには行くという人もいるでしょう。

釣り保険の引き受けをしてくれれば一番ですが、もしもない場合には釣り保険に代用できる保険にはどのようなものがあるのでしょうか? 代用商品として考えられるのは次の2つです。
  • 傷害総合保険

  • 国内旅行傷害保険

傷害総合保険の欠点をあげるとすれば、特に釣りに行っているときに限らなくても補償されているということです。日常生活のケガ全般を補償しますから、言い換えれば「補償の範囲が広い=その分掛け金は高い」ということです。但し釣りに限らず補償があった方がいいという人には向いていると思います。

次に国内旅行傷害保険。旅行傷害保険というとピンとこないかもしれませんが、釣りの会などに加入していて泊まりで釣りに行く際、会で保険に加入するというようなケースでは実はこの保険であるケースは多いはずです。

もっとも旅行傷害保険としては販売せず、釣りの保険として募集しているので気がつかない人も多いかもしれません。もちろん個人でも加入することは可能です。

欠点としては、頻繁に釣りに行く人はその都度、保険をつけなければならないので面倒であるということと、個人で加入する場合には、もともと高い保険料ではないので引受けする側があまりいい顔をしないかもしれません(他の取引があれば別でしょうが、ちなみに国内旅行傷害保険の最低保険料は一般的に500円です)。


釣り保険における注意点

いずれの保険を使うにしても気をつけておくべき点がありますので、ここで確認しておきましょう。

■釣り保険加入時
釣竿の破損というのはよくある事故です。一般的に修理できれば修理代(時価を限度)をできなければ時価を限度に支払いをします。但し、こうした釣竿などの携行品には3,000円程度の自己負担額が設定されていますので覚えておきましょう。

また破損なら大丈夫ですが、流失や紛失、置き引きなどは対象になりません。海に釣竿を落として紛失、竿を置いて釣りをしていたが、目を離した隙に盗まれたなどの場合は保険金が支払われませんので注意しましょう。

また、山や海で遭難した場合、ヘリコプターなどを使っての捜索費用が多額になりこともあります。遭難探索費用は忘れずにつけておきましょう。周りに人にも迷惑がかかります。

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