賢いローンの利用のしかた
つまり、ローン全般について賢く利用する方法としては、利息をできるだけ少なく払うことが有効です。そうなると、・借りる額を減らす
・低利で借りる
・早く返済する
という選択肢が有効と言うことになります。
借りる額を減らす
もっとも根本的でもっとも効果的な対策方法は借りる額を減らす、ということにつきます。何せ借りる額が減れば利息が減るわけです。同じ返済期間、同じ金利で比較すれば、借りる金額が半分になれば支払う利息も半分ですみます。借りる額を減らしたことで返済期間が短くできれば利息はさらに少なくなります。
先ほどの例でいえば、借りる額を50万円にすれば総支払額は74.5万円で利息分は?24.5万円になります。149万円返すことに比べて大きな違いといえます。
もちろん「まったく借りない」というのが一番です。借りずにすめばそもそも利息と無縁でいられます。
低利で借りる
あるいは同じ借金であれば、利息が低いローンを使うほうが有効です。ちょっと調べてみると低利のローンは実はたくさんあることが分かります。同じ例え(100万円借入、返済期間3年)で年利が14%になれば、総返済額は123万円に下がります。?26万円の違いです。借りる額も返済期間も同じですから、これは無視できない違いです(26万円あればかなりのことができますよね!)
金利を下げるための条件としては2つの方法があります
・使い道が決まっているならそれを示す
・信用があるなら審査を受ける(メインバンク、年収の証明等)
まず、車や子供の学費、住宅購入など使い道が明らかであれば金利は下げられます。○○ローンなどの特定目的のためのローンを使うのです。特に住宅ローンなどは最悪の場合、不動産を差し押さえることができることもあるので、1000万円以上のお金を年率数%という低金利で借りることができるわけです。つまり借入目的がはっきりしているのに、消費者金融でお金を借りるのは「賢いお客」とはいえません。
また、少し手間をかけると金利が下がることがあります。たとえばメインバンクの窓口に3時前に出かけてパーソナルローンの審査を受ければ1週間くらいで年10%程度のお金が借りれるカードが発行されます。ちょっとした手間と時間をかけるだけで金利が半分になるわけです。先ほどの例でいえばこの手間をかけるだけで25万円前後トクするということです。消費者金融などは「24時間その場で発行」などと言いますが、こうした「便利」の裏返しが高金利になっているわけです。
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