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気づいたら貯まっている魔法の口座を作れ!(3ページ目)

一年の計は元旦にあり! 今年こそ貯金体質を身につけて、将来に備えた余裕のある生活を送りたいもの。気づけば自動的に貯まる口座の作り方をご紹介します。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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老後のためなら、401kもアリ!

私は401k(確定拠出年金)のガイドでもあるのですが、あえて先の4つに401kを入れていません。実は401kは「積み立てたお金は非課税(で税金が減る)」「運用したお金は非課税(その分増やしやすい)」「受け取るお金は国の年金に準じた課税(控除枠がある)」といったトリプル税制優遇がありますので、利用しないほうが損といってもいい制度です。

ところが、401kにも難点があります。それは「原則60歳まで受け取れない」ということです。現役時代に使う目的がはっきりしているお金の積立や、もしかすると使うかもしれないお金の積立には向いていません。そこであえて外しているわけです。

でも「いやいや、老後のお金を貯めたい」とはっきり考えている人でしたら、401kは絶好の商品になっています。個人が自由に入れるのは「個人型確定拠出年金」です。個人型確定拠出年金は以下のような人が利用できます。
 (1)自営業者、フリーター、学生などで国民年金保険料をきちんと納めている人
(2)会社員(厚生年金に加入)で、企業年金制度も企業型401kもない人

(1)の人は月額6.8万円、(2)の人は月額1.8万円まで毎月積み立てることができます。最低単位は5000円で1000円単位で自分の好きな金額を決められる仕組みです。

個人型の401kは、給与天引きもしくは口座自動引き落としで掛金を納めます。毎月指定日(26日)に自動的に引き落としされますから、払い忘れることはありません(残高不足の場合はダメですが)。気がつくと自動的に老後の貯金ができる仕組みです。

運用は定期預金と投資信託がバランスよく含まれており、自分で好きな比率で組み合わせることができます。ひとつの引き落としで定期預金と株式投資信託と債券型の投資信託を同時に購入することもできるので便利です。また、毎月の購入割合を変更したり、積立残高について一部の商品を解約し別の商品を購入することもできます。運用についてはかなり自由度が高くなっています。

個人型401kについては、ほとんどの金融機関が取り扱っています。インターネット経由で申込書を請求するのが便利です。取扱い金融機関の一覧は国民年金基金連合会のHPにありますので参照してください。(こちらのページ

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無理なく貯金を続けるためのテクニックと、具体的な方法を紹介してみました。ただし、貯金を続けるためにもっとも重要なのは「始めること」です。「来月から」と考えず、ぜひ1月から貯金をスタートしてみませんか。2009年1月には満足できる結果になることを期待しています。

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